失敗しない日本でのイスラム教徒の葬儀

世界ではたくさんの信者のいるイスラム教ですが、日本では信者も少なく、葬儀を行うにも慣習の違いから制約がある部分もあります。

イスラム教の葬儀の流れと、日本で葬儀を行う際の注意すべき点をまとめました。

 

 

■ 埋葬には制約がある
イスラム教の教義では、死後24時間以内に土葬をすることとなっています。

しかし、日本では法律上24時間以内の埋葬は禁止されており、土葬する場合には許可証を取得する必要があります。

防腐処理を施し、許可が下りてから埋葬をすることになります。

土葬の可能な墓地というのも日本では限られているため、受け入れ可能か墓地に確認を取りましょう。

埋葬の後、葬儀が執り行われます。

 

 

■ 葬儀では遺影を飾らない
イスラム教の信者をムスリムといいます。

ムスリムが亡くなると、遺体を洗体し白い綿布で覆い、棺に収めます。

処理を終えた遺体を埋葬地に運び、男性が前方、女性が後方に並んで埋葬前の礼拝を行います。

この礼拝が「葬儀」に当たる儀式です。

埋葬が終わった後、モスク(礼拝堂)でお葬式が行われます。

イスラム教では偶像崇拝を禁じているため、祭壇には遺影を飾らないことが特徴です。

イスラム教のお葬式は、通常は数日間続きます。

ですが、日本ではモスクが少ないので数日間というのはむずかしいことがあります。

 

 

■ 参列する場合の心得
イスラム教では「死」は天国へ行く準備期間のようなもので、泣いたり悲しんだりするのはご法度とされています。

参列する場合は心得ておきましょう。

イスラム教の信者ではない非ムスリム(異教徒)が葬儀に参列する際の服装は、喪服やダークスーツでよいでしょう。

香典の習慣はないので、持参しても遺族に断られることもあるようです。

 

 

■ 参列する際の男女の違い

また、男女が同席するのにも、制約があります。

男女合同で礼拝をするのは葬儀の初日のみです。

男性は非ムスリムもモスクに入って礼拝をし、女性は遺族の判断によってモスク後方で遺族とともに礼拝するか、遺族宅でコーランなどを読んで過ごすことになります。

 

 

日本人がなじみのない宗教の葬儀に参列する場合、失礼のないように下調べをしておきましょう。

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