女性の方は、葬儀に参列するときに小物をまとめる鞄(フォーマルバッグ)を手に持ちます。
しかし、葬儀の場で喪服の着用が求められるように、手に持つ鞄も喪服に合わせたものがふさわしいとされています。
この記事では、葬儀用の鞄、特に女性向けのフォーマルバッグをどのように選べばいいのかをまとめました。気になる方はぜひともご一読ください。
葬儀の時の鞄は黒が基本
葬儀に参列するときに手に持つ鞄は黒が基本です。
さらに言うならば、光沢を抑えたもので、布製のものが望ましいでしょう。
葬儀の鞄でNGとされるもの
葬儀に持参する鞄で、次に挙げるものはNGとされています。
●留め具に金属が使われているもの
葬儀の場では光り輝くものはよくないとされています。
留め具が金属製で、表に出ているものは避けましょう。
●殺生を連想させるもの
毛皮や革製の鞄など、動物の殺生を連想させるものは避けましょう。
最近では革製の鞄も容認されてきていますが、ワニ革やバックスキンなどの露骨に動物の皮革が素材になっているものは葬儀にはふさわしくないでしょう。
●華美な色やデザイン
葬儀の主役は、あくまでも故人や遺族です。服装や持ち物で個性を表現するのは控えましょう。
特に、華美な色やデザインのものを持参することで、遺族に不愉快な思いをさせることもあるでしょう。
葬儀で女性が携行するもの
普段慣れないお葬式。
男性に比べて持ち物の多い女性ですが、葬儀の時はどのようなものを持参しなければならないのか、まとめました。
●香典:香典は袱紗に包んで持参しましょう。
●数珠:数珠は数珠袋に入れておくことで、房などを汚さずに済みます。
●ハンカチ:葬儀のハンカチは黒か白であれば大丈夫です。
●携帯電話:携帯電話やスマートフォンは必ず電源を切っておくかマナーモードにしておきましょう。
●ストッキングの予備:万が一の時のために予備を持っておいてもいいでしょう。
これらに加えて、普段の持ち物も鞄の中に収納されるはずです。
こうしてみると、意外に持ち物が多く、かさばってしまうことが予想されます。
葬儀の鞄は、コンパクトでありながら、マチが広く、収納などの使い勝手がいいものを選びましょう。
葬儀の鞄を選ぶ時のポイント
葬儀の鞄は、どこでどのようなものを選べばよいのでしょうか。
■専門店や礼服売り場で買う
葬儀の鞄は、専門店や礼服売り場のある店舗で購入しましょう。
ブティックや鞄の専門店。さらには百貨店、大型スーパー、紳士服店などの礼服売り場に行けば、購入できます。
■喪服に合わせた黒の布製を選ぶ
色は黒で素材は布製がよいでしょう。
派手なもの、光り輝くもの(留め金具も含む)、殺生を連想するものはくれぐれも避けましょう。
■マチが広く、小物の出し入れがスムーズなもの
参列時はなにかと小物がかさばります。
マチが広く、収納しやすく。出し入れがスムーズなものが重宝されています。