お葬式にお花を贈るには? だれに頼むの? 値段はいくら?

葬儀では、さまざまな形で弔意を表します。

弔問と香典に並んで最も選ばれているのが供花、つまりはお花のお供えです。

お花のお供えには、会館に贈る、ご自宅に贈るなど、さまざまな方法があります。

 

「供花の相場はいくらくらいなの?」

「供花はどうやって贈ればいいの?」

「供花以外にお悔やみの気持ちを表す方法はあるの?」

 

この記事では、お葬式に贈るお花についてまとめました。

ご一読いただいて、参考になれば幸いです。

 

さまざまな供花と相場

ひとことに「お花のお供え」と言っても、いくつかの種類に分けられます。

それらをひとつずつ見ていきましょう。

 

1.枕花

枕花とは、ご自宅にご安置された故人様の枕もとにお供えするお花です。

血縁の方、故人と親しかった方が、訃報を聞きつけてすぐにお供えします。

お通夜の前に、僧侶が「枕経」を読みあげる時に供えるために、このように呼ばれています。

平均的な値段は1基が10,000円~20,000円。

花の種類に決まりはありませんが、白の菊や洋花を基調とした盛り花(アレンジメント)がよく選ばれているようです。

 

2.供花(くげ・きょうか)

通夜や葬儀の会場に贈り、祭壇両脇に並べて飾ります。

白菊を基調にしたもの、洋花のものなど、ある程度の希望は喪主や遺族が決めます。

相場は1基が15,000円~30,000円。

故人様と近い関係にある人は一対で贈ることもあるようです。

最近では、花祭壇を選ばれる人も多いため、見栄えの統一感を出すために、仕様と価格を喪主が指定するケースも増えています。

 

3.花輪

花輪とは、会館の外に並べて飾るものです。

家族葬が増えた昨今ではほとんど見なくなりましたが、地方や郊外ではまだまだ花輪を出す地域があるようです。

中には、花輪の飾りつけができない会館もあるので注意しましょう。

相場は15,000円~20,000円です。

 

4.献花

献花とは、葬儀式の中で故人に弔意を表す方法のひとつです。

仏式の葬儀では焼香を行いますが、キリスト教葬や無宗教葬では、参列者は献花で弔意を表します。

献花に用いる花(主に白のカーネーション)は、喪主が用意するので、参列者が費用を負担することはありません。

 

5.葬儀後のご自宅へのお供え

葬儀を終えた後に、遺骨へのお供えとしてお花を贈ることもできます。

形は、枕花と同様、アレンジメントがよいでしょう。

相場は5,000円~10,000円くらいです。

 

供花の申込は葬儀社に連絡を!

葬儀式場に贈るお花は葬儀社が受付しています。

喪主や遺族に連絡しても構わないのですが、ただでさえ慌ただしくしているため、葬儀社に直接連絡する方がよいでしょう。

申込は次のような手順で行われます。

 

1.供花を出す先の喪家名(○○家)と喪主名を伝える

まずは、どの家の葬儀にお花を贈りたいのかを伝えましょう。

葬儀社では、複数の葬儀を対応していますから、行き違いがないように、明確に喪家名と喪主名を伝えます。

 

2.申込者の氏名、住所、電話番号を伝える

申込者の氏名と住所と電話番号を伝えます。

供花の代金は後日請求書が送られてきます。

 

3.札名を指示する

供花には名札を取り付けますが、そこに記す名前を指示します。

文字に間違えがあってはならないので、多くの葬儀社はFAXやメールを用いています。

 

4.仕様と金額を決める

供花の仕様(菊花か洋花かなど)は、複数あるうちの任意のものを選べます。

ただし最近は、式場に飾りつけした時の統一感を重視しているために、金額や仕様を指定されていることが多いようです。

 

5.支払い方法の確認

供花代金の支払いは、2通りあります。

申込者が式場に参列するのであれば、現地で現金支払いができます。

日を改めて葬儀社の口座への振込を希望する場合は、請求書を郵送してもらいましょう。

 

供花は通夜当日の午前中までには申し込む

供花は通夜当日の午前中までには申し込みましょう。

祭壇の設営とあわせてお花も飾り付けされます。

どうしても、間に合わない場合は、通夜閉式後、あるいは翌日の葬儀開式前にも飾りつけしてもらえますが、可能な限り早く申し込みをしましょう。

 

お花以外の弔意の伝え方

弔意の表し方は、なにもお花のお供えだけではありません。

お花以外にどんな方法があるのかをまとめました。

 

●弔問・会葬

一番の弔意の表し方は、弔問や会葬です。

つまり、通夜や葬儀に足を運ぶということです。

葬儀式場への会葬が叶わないとしても、葬儀前や葬儀後に、喪主の自宅に弔問することもできるでしょう。

自宅に弔問に伺う時は、事前に家族に連絡をしておきましょう。

葬儀前後の家族は大変慌ただしくしています。

急な訪問で先方を困らせない配慮が大切です。

 

●香典

いまでは、葬儀の参列の際に持参するのが当たり前となった香典。

袋の中に紙幣を入れて、喪主や遺族に差し出すます。

香典には、「このお金で故人様が喜ぶものをお供えしてください」「ささやかではありますが、このお金でご遺族の負担を軽減してください」というような、周りの人たちの想いが込められているものです。

 

●供物(果物籠・缶詰籠)

お花のお供え以外に、果物や缶詰を籠にまとめて供える方法もあります。

手配したい場合は葬儀社に依頼しましょう。

相場は1組が10,000円~20,000円でしょう。

 

●弔電

弔電とは、お悔やみの電報です。

葬儀に参列できない方が、通夜や葬儀にあわせて式場に贈ります。

もちろん、葬儀に参列する上で弔電を送っても構いません。

弔電は、式の中で数通ほど読み上げられます。

最近では、NTTだけではなく、さまざまな企業が電報サービスを始めています。

局番なしの115や、インターネットから申込できます。

 

お祝いのお花も受け付けています

また弊社では、お祝いのお花も取り扱いをしています。

町の生花店に発注するよりも、実は葬儀社に手配をお願いした方が扱い高が多く、新鮮なお花がお届けできます。

地元で信頼のおける葬儀社に相談してみてはいかがでしょうか?

もしサービス適用外ならば、国内はおろか世界の主要都市までお届けが可能です。

町の生花店が出来るサービスであれば、弊社も対応可能だということです。

お祝いのお花ですから、ブライダル用のお花も承っています。

ブライダル関係は、ゼクシィさんでも取り上げて頂いた技術者の指導で、お洒落なものがお届けできます。

もしも不安に思われるようなら、ネットなどでお好みの写真などを送って頂ければ、イメージ通りのものをご用意いたします。

弊社お客様にも大変ご満足され、毎月ご依頼を頂いているほどです。

関連記事

  1. 寒い冬での葬儀 失礼にならない喪服の寒さ対策は?

  2. こんなにお金をかけなければ良かった 葬儀の不要なオプションベスト5

  3. 私も死亡広告が必要? どんな人が利用するの?

  4. 葬儀屋さんの役割って何だろう?葬儀社自身が改めて考えてみた

  5. 増える自殺者、残された遺族は葬儀などどう対応すればいいのか

  6. 葬儀でのマスク着用時のマナーについて

カテゴリー

  1. 後悔しない墓地選びをするために5つのポイント

    2024.03.23

  2. 「通夜振る舞い」とは?また「精進落とし」との違い

    2024.03.15

  3. 井上さんの対応に感謝です。ありがとうございました。

    2024.03.06

  4. 「シネマミュージックコンサート」をAZUMAホールで開催します

    2024.03.04

  5. 遺影の選び方 良い写真のポイントやタブーは

    2024.03.03

  6. 早朝の依頼時から葬儀終了まで、とても感じよくお気遣い頂きありが…

    2024.03.01

  7. 葬儀での「心付け」とは何か?相場は?僧侶以外にも払うべき相手は

    2024.02.27

  1. 宗教・宗派がわからないときの調べ方

    2018.05.29

  2. 海外旅行先で、不慮の事故で死亡したらどうしたらいいの?

    2018.05.29

  3. 神道のお葬式でお願いするのは、神主さん? 宮司さん? どっち?

    2018.05.29

  4. 意外と知らないお布施のマナー 包み方・金額・タイミング

    2018.03.02

  5. 失敗しない日本でのイスラム教徒の葬儀

    2018.02.23

  6. 孤独死・孤立死で困らないための準備とは? 障がいを抱えた子ども…

    2018.02.01