「出棺の挨拶の原稿を作らなきゃ」
「どんな文面にしたらいいかな?」
などとお悩みではないでしょうか。
こんにちは。東京都三鷹市で59年にわたり、7万5千件のご葬儀をお手伝いしてきたAZUMA葬祭です。
お葬式の中でも、ひときわ心に残る場面が「出棺のとき」です。
棺が霊柩車に乗せられるその瞬間は、ご遺族にとって故人との最後のお別れとなる時間。
その場で喪主が「出棺の挨拶」を行うのが一般的ですが、
・どんなことを話せばよいのか?
・長さや言葉遣いに決まりはあるのか?
・具体的な例文はある?
と、不安になる方も多くいらっしゃいます。
今回は、「出棺の挨拶」の基本と、すぐに使える例文をご紹介いたします。
出棺の挨拶とは?
出棺の挨拶とは、火葬場へ向けて出棺する前に、参列者へ向けて感謝を伝える言葉です。
多くの場合、喪主が務めますが、ご家族の中でご挨拶ができる方がいれば代行しても構いません。
挨拶の目的は大きく3つあります。
ご多用の中、葬儀に参列してくれたことへの御礼
故人が生前お世話になったことへの感謝
これから火葬へ向かうことのご報告と、今後のお付き合いのお願い
喪主にとっては、緊張する場面かもしれませんが、あまり格式ばった言葉を使う必要はありません。
あなたの言葉で、心からの感謝を伝えることが何より大切です。
挨拶の長さやタイミングは?
出棺の挨拶は、5分以内を目安にするとよいでしょう。
思いが募って長くなってしまうことも少なくありませんが、あまり長くなりすぎると、ご高齢の方や立っている参列者の負担にもなります。
タイミングは主に次の2つです。
・式場の中、柩を霊柩車に乗せる前
・式場の外、柩を霊柩車に乗せたあと
葬儀社スタッフが「これからご挨拶をお願いします」と案内してくれますので、そのタイミングに合わせて一礼してから始めましょう。
出棺の挨拶 例文
では実際に、使いやすい例文をご紹介します。ご自身のご状況に合わせて、言葉を入れ替えてご使用ください。
一般的な挨拶
本日はご多用のところ、父・太郎の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、滞りなく式を終え、これより〇〇火葬場へ向けての出棺となります。
多くの皆さまに見送られ、父もさぞかし喜んでいることと存じます。
生前に賜りましたご厚情に、家族を代表して心より御礼申し上げます。
あわせて、私ども遺族・親族一同、今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
簡単ではございますが、あらためて御礼申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
闘病の報告を兼ねた挨拶
本日はご多用のところ、父・太郎の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで告別式も無事に終えることができ、これより出棺の運びとなります。
遺族・親族を代表しまして、一言ご挨拶申し上げます。
父は5年前に病を患い、その後も入退院を繰り返しながら、懸命に療養を続けてまいりました。
回復を信じておりましたが、その願いはかなわず、家族に見守られながら、〇月〇日〇時〇分に静かに息を引き取りました。
生前は、皆さま方から温かいお心遣いやお力添えを賜りましたこと、あらためて心より御礼申し上げます。
本日こうして、多くの方々に見送られ、父もきっと感謝の気持ちで旅立っていったことと存じます。
今後とも、私ども遺族・親族一同に対しましても、生前と変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
略儀ながら、これをもちましてお礼のご挨拶とさせていただきます。
本日は最後までお見送りいただき、誠にありがとうございました。
おわりに
出棺の挨拶は、故人を見送る最後の節目です。形式にこだわらず、感謝の気持ちを素直に伝えることが一番です。もし不安な場合は、メモやカンペを用意してもまったく問題ありません。
出棺の挨拶について不安なことがありましたら、私たちAZUMA葬祭でも、喪主の方に挨拶の流れを事前にご案内しておりますので、ご安心ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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