東京都内の火葬場を調べていると、火葬炉にいくつかの種類があることが分かります。ひとつの火葬場の中に「最上等」「特別式」「特別殯館」などの火葬炉があり、それぞれ費用も異なります。
「火葬炉が違うことで、何が異なるの?」
「一体どの火葬炉を選んだらいいの?」
この記事では、火葬炉の種類と、その違いについて解説いたします。
火葬炉の種類とその違い
東京都内の民営火葬場には、火葬炉にいくつかの種類があります。種類と費用の違いは以下の通りです。
最上等 | 特別式 | 特別殯館 | |
多磨葬祭場(府中市) | 大人 90,000円 小人 42,000円 |
大人 120,000円 小人 50,000円 |
大人 170,000円 小人 90,000円 |
東京博善(23区内) | 大人 90,000円 小人 51,500円 |
大人 123,000円 小人 63,500円 |
大人 160,000円 小人 88,000円 |
戸田葬祭場(板橋区) | 大人 80,000円 小人 44,000円 |
大人 107,500円 小人 54,500円 |
大人 177,000円 小人 104,000円 |
※火葬料金は非課税です
※2024年4月現在の料金体系です
※東京博善のみ、2024年6月からの新料金について掲載しています。
最上等とは
最上等とは、その火葬場における一般的な火葬炉のことです。複数の火葬炉が並ぶため、同じ時間に複数の葬家の火葬が同時に行われます。多磨葬祭場は8基、東京博善グループの堀ノ内斎場(杉並区)は5基、戸田葬祭場は8基並びます。特に11時、12時、13時など、出棺後の火葬が集中する時間帯は、大変混雑します。
また、区民葬枠や、公費枠(葬祭扶助)も、最上等の火葬炉を使用します。
特別室とは
特別式とは、最上等よりもワンランク上の火葬炉です。
最上等と比べ空間にゆとりがあり、上質な内装がほどこされているため、火葬の見届けと拾骨のそれぞれにおいて、ゆっくりと故人さまとの最後の時間を過ごすことができます。多磨葬祭場には4基、堀ノ内斎場には3基、戸田葬祭場には5基の火葬炉が並びます。
特別殯館とは
特別殯館とは、最高クラスの火葬炉のことです。完全個室の空間は、他の葬家と会うことがありません。他の人の目に触れられたくない方や、大人数でのお見送りの際に利用されます。
また空間内の内装も豪華で、故人さまを送り出す最後の場所としてふさわしく、静かで厳かな雰囲気の中、火葬に臨むことができます。
多磨葬祭場には2基、戸田葬祭場に3基、堀ノ内斎場には特別殯館はありません。
火葬の仕上がりに違いはない
ここまで、最上等、特別室、特別殯館の違いについて解説してきました。
あくまで、火葬炉や拾骨室の広さの違いであり、火葬の仕上がりそのものの違いはありません。
自分たちがどんな雰囲気の中で最後のお見送りをしたいか、予約や混雑状況などから、火葬炉を選択しましょう。
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