親が亡くなると、子がしなければならないことは実に多岐に渡ります。葬儀の喪主、遺産相続、仏壇やお墓の承継、さまざまな名義変更など。この記事では事前にご家族と話し合っておくべきことを一覧にしてまとめました。参考にしてもらえれば幸いです。
お金に関してやっておくべきこと
葬儀が起きるとさまざまな方面への出費が生じます。加えて、故人の預金口座は凍結されてしまうため、自由に引き出しができなくなってしまいます。まずはまとまったお金を引き出しておきましょう。下に挙げたことを事前にしておくだけで、のちのちの手続きがスムーズになります。
まとまったお金を銀行口座から下ろす
貸金庫や定期預金の解約
金融機関の口座情報や暗証番号の確認
光熱費やクレジットカードの引き落とし口座の確認する
相続に関してやっておくべきこと
家族のトラブルのもととなるのが遺産相続です。まずは親がどれだけの財産を持っているかを把握することです。相続財産にはプラスの財産だけでなくマイナスの財産(負債)もあり、相続人は財産を放棄することもできます。相続するか、放棄するかを事前に決めておくだけでも、いざという時に慌てずに済みます。
親の家の生前整理
相続財産の把握(財産目録の作成)
戸籍謄本の取り寄せ(正式な相続人の把握のため)
不動産や銀行口座などの名義変更
遺言書の作成
葬儀・お墓に関してやっておくべきこと
いざという時にどのような形で葬儀をしたいか。誰に声をかけて参列してほしいかを親子で共有しておくことで納得して送り出すことができます。また、お墓がある場合はその所在地を、ない場合はお互いが希望する埋葬方法を話し合っておきましょう。
葬儀やお墓についてのお互いの希望の共有
葬儀社や葬儀プランの決定
参列してほしい人の確認
菩提寺の把握
遺影用の写真撮影
大切な親に、今してあげられること
ここまではすべて事務的なことを列挙してきましたが、なにより大切な親をどのような心持ちで送り出せるか、この「心」の部分を大切にしましょう。
故人を送り出すときに私たちの心のよすがとなるものは「思い出」です。これは旅立つ側も同じことが言えるはずです。
残されたわずかな時間。一分一秒でも長く同じ時間を過ごし、思い出を共有してほしいものだと思います。
私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルです。お客様の不安に耳を傾け、想いに寄り添いながらサポートさせていただきます。不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。