終活とは、「人生の終わりのための活動」。自分たちの最後をよりよいものにするための終活が人気です。
でも、一言に終活と言ってもしなければならないことは実にたくさんあります。まずなにから着手すればいいのだろうか。そう考えながら結局何も手付かずだったという人も少なくありません。この記事では、終活のはじめ方について詳しく解説いたします。
エンディングノートを参考にしよう
終活を始めるにあたり、とっても役に立つのがエンディングノートです。エンディングノートには終活でしなければならないことが網羅されており、それぞれ必要事項を書き込めるようになっています。
まずはエンディングノートを一冊買って、目次や中身をさらっと目を通しましょう。そして「なるほど、こういうことを考えないといけないのだな」ということが頭に入ります。
大事なのは書くことではなく伝えること
エンディングノートで大切なことは、ノートを完成させることではなく、あとを託す人に自分の希望や想いを伝えることです。
日本人はまじめですから、エンディングノートを買ってしまうと「これを完成させなきゃ」と思いがちです。しかし、いざペンをとってノートに向かっても、なかなかすべてを書けるものではないようです。「いまはまだ元気だから実感がない」「意外に書くことが多い」「ゆっくり向き合う時間がない」などなど、実際のエンディングノートの使用率は1割に満たないと言われています。
一生懸命にエンディングノートに完成させたとしても、あなたの死後にそのノートが見つからなければ、エンディングノートを書いた意味がありません。また、仮に散骨を希望していたとしても、あとを見る人が「やっぱりお墓に入れてあげたい」となると、その人の想いが勝ってしまうものです。
ですから繰り返し述べますが、大事なのは誰にあなたの死後を託すか、そしてその人にどうあなたの希望を伝えるかです。書くことよりも、伝わることが大切なのです。
はじめにすべきことは「誰に託すか」
こうなってくると、終活をする上で一番はじめに考えなければならないことが見えてきましたよね。そう、あなたの死後を「誰に託すか」です。
家族や親戚がいれば話は早いでしょう。「誰に」が確定すれば、あなたの想いを伝えておきましょう。ノートを残しておくのも大事ですが、本当は直接話をして、送る側、送られる側の双方の想いを確認し合うことが理想です。
さて、もしもあなたに頼る家族や親戚がいない場合はどうすればいいのでしょうか。その場合は、「死後事務委任契約」という制度を活用しましょう。要は、「死後の事務手続きをこの人に任せますよ」という契約をあなたの信頼の置ける人と結んでおくのです。友人や知人、弁護士などの専門家などがあげられます。
細かいことは専門家に相談するのが早い
終活では考えなければならないことが膨大にあります。家の整理、相続、もろもろの契約サービス、葬儀、お墓などなど。こうした細かい部分については、ひとりであれこれ悩むよりもそれぞれ専門家に相談するのが一番の近道です。まずは気軽に相談して、専門家の力を借りながらひとつひとつ前に進めていきましょう。
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