春は、新しい季節の始まりです。長い冬を終え、日差しがあたたかくなり、草木が芽生え、さまざまな生き物たちが活動を始めます。法事やおうちのお仏壇などでも、春の季節に合わせたものをお供えしたいものです。
この記事では、春にあったお悔やみの料理やお供え物をご紹介いたします。
ぼたもち
春の到来は彼岸から。お彼岸のお供えと言えばぼたもちです。日本人にとって大切な食べ物である米から作られたお餅は、仏事や神事におけるお供え物の代表格です。
ぼだもちは、その餅米をあんこで包みますが、あんこの原材料の赤い小豆には魔除けの効果があると考えられていたそうです。加えて、赤は不老長寿を象徴する色です。このように、ぼたもちには魔除けや健康への祈りが込められているのです。
ちなみに秋のお彼岸では「おはぎ」を供えます。春がぼたもちなのは春の花である牡丹、秋がおはぎなのは秋の花である萩にちなんでいるからです。
桜餅
春のお供えの代表格は「桜餅」です。こちらも、お供え物によく使われるお餅とあんこの組み合わせですが、春の風物詩である桜の花を模した和菓子で、白い餅に桜の葉を巻いて、その上にあんこを乗せます。甘い香りが仏間全体を華やかにしてくれます。
春の野菜の食べ物
お仏壇へのお供え物と言えば、ご飯と飲み物が定番ですが、日ごろのお供え物に季節の食べ物を用いることで、季節感を演出してみてもいいでしょう。
たとえば、春の味覚として知られるのがたけのこ。たけのこご飯や煮物、炒め物など、ご家族の食卓にたけのこ料理が並ぶ際に、ぜひとも同じものをお供えしてあげましょう。きっと故人様も喜ばれます。
その他、うどや菜の花も春の味覚の定番です。
カーネーション
5月の第二日曜日には母の日があります。亡き母に感謝を込めて、この日ばかりはカーネーションをお供えしてみてはいかがでしょうか。通常、母の日には赤いカーネーションを贈りますが、故人様に対しては白いカーネーションを贈ります。
アメリカから始まった母の日やカーネーションを贈る文化は、いまや日本中に浸透しています。カーネーションはその花言葉が「愛情」や「母の愛」などの意味があり、お供えの花としても適しています。
春の花
カーネーション以外にも春にはたくさんのきれいな花が咲きます。普段は仏壇に菊をお供えするという人も少なくないと思われますが、 チューリップ、水仙、ヒヤシンスなど、春の花をお供えしてみることで、より仏間が彩り豊かになります。
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