「喪主挨拶。どんな文面にしたらいいかな」
「春だから、季節感のあるあいさつにしたい」
「分かりやすい例文を探している」
この記事は、春にちなんだ葬儀の挨拶文を考えている喪主様向けに書かれています。
こんにちは。創業58年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式の実績を持つ、株式会社AZUMA・東葬祭です。
春は新たな始まりを感じさせる季節、その中で大切な方を亡くされた方もおられます。
春に葬儀をする方、あるいは故人が春という季節とご縁が深い方だった場合、挨拶文に、春という季節感を込めてみてはいかがでしょうか。
この記事では、春にちなんだ喪主挨拶の例文をご紹介いたします。
喪主挨拶の基本構成
喪主挨拶は、基本的に次のような構成で考えていきます。
- 参列の御礼
- 生前のご厚誼の御礼
- 故人の生前の思い出、人柄、エピソード
- 遺された遺族について
- 結びの言葉
この中に、春の季節にちなんだ言葉やエピソードを挟んでいきましょう。特に春の季節感を出しやすいのは3番の部分ではないでしょうか。
「故人は桜が大好きでした」
「春になるといつも山登りをしていました」
「毎年故人ともに上げた鯉のぼりを思い出します」
…など、故人の人柄をしのぶことのできるエピソードは、聴く者にも大きな共感を与える効果があります。
春における喪主挨拶の例文【父の場合】
本日は、ご多用の中、父・太郎の葬儀にお越しいただき、誠にありがとうございます。喪主として、ひと言ご挨拶を申し上げます。
父は昭和15年、八王子の地に生まれ、戦争を生き抜いて85年の人生を歩んでまいりました。長年、仕事に打ち込み、家族のために身を粉にして働き続けた人でした。家では厳しくも温かく、私たちに礼儀や勤勉さを教え、時には冗談を交えて場を和ませることもありました。
そんな父が特に好きだったのは、春の高尾山でした。若い頃から登山が趣味で、春になると決まって、家族を連れて高尾山へ出かけたものです。「春の山は、生き物も草木も目を覚まして、一斉に動き出す。そのエネルギーを感じるのがいいんだ」と、嬉しそうに語っていました。
しかし、数年前から体調を崩し、長く続いた闘病の末、ついに登山を断念する時が来てしまいました。最後に話した時も、「今年の春は、高尾山の空気を吸いに行けるかな」と言っていたのを思い出します。その願いを叶えることはできませんでしたが、きっと今ごろは、あちらの世界で軽やかに山を登り、満開の桜や新緑を楽しんでいることでしょう。
父はこの世を去りましたが、私たち家族の中には、今も父の言葉や背中が生き続けています。これからも父が教えてくれたことを胸に、しっかりと歩んでいくつもりです。
本日お集まりいただきました皆様には、父が生前お世話になりましたこと、改めて感謝申し上げます。そして、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げ、御礼の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
春における喪主挨拶の例文【母の場合】
本日は、母・花子の葬儀にお越しいただき、誠にありがとうございます。出棺に先立ち、御礼のご挨拶申し上げます。
ここにお集まりの皆様は、母にとって大切な方々ばかりです。今日この場で最期のお別れをしていただけますことを、心より感謝申し上げます。皆様の温かい支えがあったからこそ、母は幸せな人生を送ることができたものと思います。
母は、90年間の生涯を、健康で明るく、家族や親族、そしてご近所の方々や友人たちに囲まれて幸せな日々の中で過ごしました。 大きな病気やけがをすることもなく、穏やかな人柄で、多くの方々から愛されていたと思います。
約3ヶ月前から急に衰えが進み、◎◎病院に入院することとなりましたが、見舞いに行く私たち家族を不安にさせることなく、いつも「大丈夫大丈夫」と、その穏やかな笑顔を崩すことがありませんでした。
「お父さんがお迎えに来るのをただ待つだけよ」との言葉通り、4月5日、まるで赤子が眠っているような無垢な笑顔のまま、息を引き取りました。ありがたいことに、家族全員が母の最期を看取ることができ、父のもとに旅立つときの母の顔は、私たち家族にとって忘れられない心の支えとなることでしょう。
命日である4月5日は、桜が満開の美しい季節です。母はその名の通り、花をこよなく愛する人でした。庭には四季折々の花々を植え、特に春になると満開の桜を拝みに、毎日のように家の近くの小川の桜並木を散歩しておりました。
春のあたたかい陽光、心地のよい風の中、ゆっくりと歩くその姿は、温かい人柄や、家族や友人と共に過ごした楽しい日々を象徴しています。そしていまごろは、父と並んで、あちらの世界に流れる小川の辺に腰を下ろして、穏やかに春の空を、満開の桜を見上げていることでしょう。
私たちはこれからも、母との思い出を大切にし、母のように、優しく、穏やかに、そして力強く生きていく所存でございます。
とはいえ、まだまだ若輩でありますので、皆様により一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
喪主挨拶は、故人さまへの想いが最も強く表れる場面です。故人様との春の思い出を語ることで、きっと参列者の心の中にも、故人さまへの強い想いがこみあげてきて、よい挨拶となることでしょう。
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