お葬式へ行ったときの流れ。一般的な通夜・告別式の流れをまとめました。

普段なかなか参列するのことないお葬式。急な訃報で通夜や告別式に参列しなければ行けなくなった時、どのように行動すればいいのか、戸惑うことも多いのではないでしょうか。

この記事では、一般的な通夜・告別式の流れと注意点をまとめました。全体の流れを知っておくだけで、心に余裕が生まれ、しっかりと故人様を送り出すことができます。

どうぞ最後まで読み進めていただき、参考にしてもらえればと思います。

通夜

通夜は一般的に夕刻の18時頃に始まります。可能な限り、開式15分前までに到着し、受付を済ませましょう。ただし、仕事などで忙しい人も少なくありませんので、開式後に式場に到着しても失礼ではありません。

式場到着~開式まで

●受付での記帳
受付で記帳をして、香典を差し出します。

●定刻10分前に着席
開式の10分前になると、アナウンスが入り、式場内の座席に着席します。通常、親族席と参列者席が分けられているので、スタッフの案内に従いましょう。

通夜式

●導師入場・開式の辞
親族や参列者は、合掌をして導師をお迎えします。その後司会者が開式の辞を述べて、通夜式が始まります。

●読経
僧侶の読経を心静かにして聞きます。

●焼香
喪主、遺族、親族、参列者の順番で、着席順に焼香台へと進みます。喪主に一礼、祭壇に向かって一礼して、心を込めて焼香をします。焼香回数は宗派によって定められています(会式前にスタッフより案内があります)が、分からない場合、混雑している時などは、1回でも構わないとされています。

また、焼香後、自席に戻るケースと、通夜ぶるまいに案内されるケースがあります。スタッフの案内に従いましょう。

●導師退場・閉式の辞
退場時も、合掌でお送りします。司会者の閉式の辞で、通夜式が終わります。

通夜ぶるまい

閉会後、「通夜ぶるまい」と呼ばれる食事への参加を促される場合があります。故人の供養のために、また遺族から参列者へのおもてなしでもあるため、たとえわずかでも箸をつけるのがマナーとされています。

ただし、参加は絶対ではありませんので、忙しいなどの理由でそのまま帰宅しても構いません。

また最近では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、通夜ぶるまいそのものをしないケースも増えています。

葬儀・告別式

葬儀・告別式は時間厳守です。開式前に会場に到着するよう心掛けましょう。

式場到着~開式まで

●受付での記帳
通夜に参加していない場合は受付で香典を差し出します。すでに通夜で差し出している場合、葬儀・告別式では記帳のみ行います。

●定刻10分前に着席
通夜式同様、開式の10分前になると、スタッフの案内に従って着席しましょう。

葬儀・告別式

葬儀・告別式は主に二部構成です。前半の「葬儀」は僧侶の儀式を中心に、後半の「告別式」は柩の中へのお花入れを中心に行われます。

●葬儀
通夜式同様、導師入場、読経、焼香という形で進みます。最近では葬儀の中で初七日法要の読経を勤めることもあり、その場合、遺族や親族のみ、もう一度焼香を行ないます。

また、弔辞や弔電がある場合、葬儀の中で読み上げられます。

●告別式
葬儀が終わると、式場内をセットしなおして、告別式が行われます。お供えのお花を切り取って、柩の中にそのお花を納めて故人様との最後のお別れをします。喪主、遺族、親族、そして参列者の順番でお花を納めていきましょう。

葬儀によっては、遺族や親族だけでお花入れを行うこともありますので、スタッフの案内に沿って動きましょう。

お花入れが終わり、柩の蓋が閉じられると、喪主が挨拶を述べ、火葬場へと出棺となります。遺族や親族は火葬場に同行し、参列者は出棺を見送ったあと、帰宅します。

注意するべき言葉

葬儀の現場で気を付けなければならないのが、不幸を連想させると言われている「忌み言葉」です。

日本人は言霊信仰(言葉の中に、その言葉が指し示す魂が込められていると信じること)を持っています。たとえそんなつもりがなかったとしても、受け手が不愉快な思いをするかもしれません。

通夜、告別式ともに、遺族の方とあいさつを交わす場合は以下のような「忌み言葉」を使わないように気をつけましょう。

・不幸が重なるという意味あいの「重ねる」「かさねがさね」などはNG
・再び不幸が訪れることを連想させる「また」「たびたび」などはNG
・「苦」を連想させる数字の「九」や、「死亡」など「死」を直接使う言葉はNG

通夜、告別式ともに、故人を偲びご遺族を思いやる心をもって臨みましょう。

私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルです。三鷹市や武蔵野市をはじめ、東京都内で豊富な実績がある地域密着型の葬儀社として、日々お客様のお葬式のお手伝いをしております。お客様の不安に耳を傾け、想いに寄り添いながらサポートさせていただきます。不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、どうぞお気軽にお問い合わせください。

お申し込みフォームはこちら
お電話:0120-66-5940
(24時間・365日)

関連記事

  1. 「通夜振る舞い」とは?また「精進落とし」との違い

  2. 日本とは違う世界のお葬式 イスラム教編

  3. 夏場の葬儀の服装。マナーは?

  4. 新型コロナ「緊急事態宣言」下でのお葬式 参列や帰省で注意すべきこと

  5. 葬儀の日程の決め方はなにを優先して決めていくべきか

  6. 事件性の有無を警察が確認する時も、まずは葬儀社に一報を!

カテゴリー

  1. 「終活勉強会&事前相談会」を出張で行っております

    2024.04.22

  2. 2024年5月12日(日)/18日(土)-もしも講座・事前相談会を開催(参加無…

    2024.04.22

  3. 神棚って自分で作れるって本当?

    2024.04.20

  4. 喪主を頼める人がいない。死後事務委任契約とは

    2024.04.10

  5. ナースの方から「ここにこのまま体を置いておけないので運んでくれ…

    2024.04.10

  6. お金がなくて、葬儀代が出せないときはどうすればいいの?

    2024.04.07

  7. 余りにも突然のことでショックや動揺を隠せない中でしたが、昼夜を…

    2024.04.02

  1. 宗教・宗派がわからないときの調べ方

    2018.05.29

  2. 海外旅行先で、不慮の事故で死亡したらどうしたらいいの?

    2018.05.29

  3. 神道のお葬式でお願いするのは、神主さん? 宮司さん? どっち?

    2018.05.29

  4. 意外と知らないお布施のマナー 包み方・金額・タイミング

    2018.03.02

  5. 失敗しない日本でのイスラム教徒の葬儀

    2018.02.23

  6. 孤独死・孤立死で困らないための準備とは? 障がいを抱えた子ども…

    2018.02.01