コロナ禍において一気に世間に浸透した「リモート」や「オンライン」ということば。葬儀業界においても例外ではありません。
ここ最近は、これらをさらに超えて「VR葬儀」なるものの試みも見られます。一体どういうものなのでしょうか?
VR葬儀とは
VR葬儀とは、VRゴーグルを装着してリモート参列することです。
VRとはバーチャルリアリティ(virtual reality)を省略した言葉で、「仮想現実」と訳されます。この技術を葬儀の参列に転用したのです。
葬儀会場を360度撮影が可能な特殊なカメラで撮影し、遠く離れた地でゴーグルを装着します。そこに映し出される映像を通じて、あたかもその場にいるかのように体験できるのです。
導入している葬儀社はまだまだごくわずかで、これからVR葬儀がどのように受け入れられていくか、動向が注目されます。
VR葬儀とオンライン葬儀は何が違うの?
昨今よく耳にする「オンライン葬儀」と「VR葬儀」は、一体何が違うのでしょうか。
インターネット回線を通じて、つまりオンラインで葬儀会場と自宅のパソコンや手元のスマホをつなぐという点で、両者に違いはありません。コロナ禍で葬儀会場まで駆けつけることができない人の代替の参列方法として用いられています。
ただし、俗に言う「オンライン葬儀」が、パソコンやスマホのような2次元のディスプレイに映し出される映像を見るのに対し、「VR葬儀」は3次元体験ができるのが特徴です。
「オンライン葬儀」はZoomやLINEやYouTubeなど、すでに社会に浸透しているプラットフォームを活用することですぐに導入が可能なため、全国的にさまざまな葬儀社が実施しています。
これに対して「VR葬儀」は専用の機材が必要ですし、葬儀社側も参列者側もVR機器へのリテラシーが備わっていないため、普及するにはもう少し時間が必要かもしれません。
どの時代でも求められる人とのつながり
しかし、こうした技術開発や新しい取り組みが積極的に行われるのは、やはり「人は人とのつながりを求めている」ことに他ならないのかもしれません。
葬儀の現場に駆けつけられない人の弔意の示し方は、香典、弔電、供花など、さまざまな代替方法がこれまで選ばれてきました。
インターネット技術が進化する中で、リモートでの参加が導入され、それでも飽き足らずVR技術によってよりリアルな臨場感を求めるところに、死者と限りなく近い場所で手を合わせたいという、人間の根源的な欲求を感じます。
遠く離れていても、なるべく近くで手を合わせて、最期のお別れをしたい。
「VR葬儀」への取り組みに、そんな人間の変わらないものを見る思いがいたします。
私たちAZUMA葬祭は、葬儀のプロフェッショナルとして、お客様の想いに寄り添って、できる限りのお手伝いをさせていただきます。不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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葬儀に関するよくある質問FAQ
VR葬儀とオンライン葬儀は何が違うの?
インターネット回線を通じて、つまりオンラインで葬儀会場と自宅のパソコンや手元のスマホをつなぐという点で、両者に違いはありません。コロナ禍で葬儀会場まで駆けつけることができない人の代替の参列方法として用いられています。
VR葬儀とは何ですか?
VR葬儀とは、VRゴーグルを装着してリモート参列することです。 VRとはバーチャルリアリティ(virtual reality)を省略した言葉で、「仮想現実」と訳されます。この技術を葬儀の参列に転用したのです。

この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。