世の中がお正月休暇となる年末年始。この期間中に身内に不幸が起きた時、葬儀はできるのでしょうか? また、年末年始の葬儀ではどのような点に気をつけなければならないのでしょうか。詳しく解説いたします。
年末年始の葬儀は火葬場の空き状況で決まる
年末年始であっても葬儀はできますが、火葬場の空き状況によって左右されることとなります。休業日は火葬場によって異なります。
都内の火葬場であれば、例年正月3が日を休業とすることが多いのですが、大阪市や堺市のように元旦のみ休業というところも少なくありません。また、多くの火葬場では年末は大晦日まで営業しているようです。
年末年始の葬儀の注意点
通常と異なり、年末年始の葬儀ではどのような点に注意しなければならないのでしょうか。気をつけておきたいポイントをまとめました。
宗教者の予定
仮に火葬場や式場を抑えることができたとしても、そのタイミングに合わせて宗教者の予定が合うかどうかは事前に確認しておきましょう。年末年始はお寺での行事やお参りが立て込んでおり、宗教者にとっても大変忙しい時期です。
葬儀日程は、火葬場や式場の空き状況、喪主や遺族の希望に加えて、必ず宗教者の予定も含めて決めていきます。
参列者への配慮
年末年始の葬儀では参列者への配慮も必要です。
多くの方が年末年始の連休を休暇に充て、帰省や旅行を計画します。年末だと何かにつけて忙しく、葬儀に参列する時間がないということも考えられます。
また、お正月の三が日は世の中全体が祝賀ムードに包まれます。そんな中での葬儀への参列に抵抗を感じる人もいるでしょう。
年末年始の火葬場は混雑する
年末に葬儀が起きた場合、多くの人は年内に葬儀を終えて新年を迎えたいと考えます。そのため、年内の最終営業日が、一年で一番火葬場が混雑する日なのです。
また、年内に予約が取れなかった方や正月の休業期間内に不幸が起きた方は、年明けに予約をしますので、年始の火葬場や式場も混雑しがちです。
こうしたことから、年末年始の場合、極端に朝早い時間や夕刻や夜にかけて葬儀を行うこともあります。
ご遺体の長期保全
年末年始の葬儀では、ご遺体を長い期間ご安置しておかなければなりません。
通常、葬儀件数の多い都内であってもご逝去からお通夜まで、3日程度空くことはよくありますが、年末年始の場合、1週間近く待たなければならないことも少なくありません。
ご自宅にご安置する場合は、寒い季節ですが冷房をつけて部屋の温度を低温にしておく、その上でドライアイスをこまめに交換します。
ご自宅でのご安置が不安な方は葬儀社などが保有する安置施設を利用できます。
いかがでしたでしょうか。年末年始でもお葬式はできますが、通常時とは少し異なる条件で進めていかなければなりません。
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