長男の弔辞 父、母の葬儀で読む例文や注意すること

弔辞とは、故人様に向けて読まれるお手紙です。葬儀告別式の中で読まれる弔辞には、故人様への想いが溢れ、私たちの涙を誘います。長男が自身の父や母に向けて弔辞を読むときには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。
実は長男が喪主を務めるケースはあまり多くありません。というのも、長男が喪主を務めることが多く、喪主は弔辞ではなく、参列者に向けた挨拶をする役目があります。弔辞を読む人の多くは、故人の友人や知人、親族代表などが挙げられます。

しかし、たとえば故人の配偶者が喪主を務めて長男が弔辞を読むケース、あるいは無宗教葬で家族ひとりひとりが故人へのお手紙を読み上げるケースなども考えられますし、喪主挨拶の中で故人へのお手紙の要素を組み込みこともできます。
長男が自身の両親に読み上げる弔辞の例文をまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。


お父さんへ。お別れの言葉を申しあげます。
私は、あなたの息子でいられたことを幸せに思います。あなたの最後を看取れたことを幸せに思います。あなたに弔辞を述べることができ幸せに思います。
お父さんが倒れたという知らせ受けた時、お父さんからお土産でもらったコーヒーを飲んでいたところでした。
「あの元気なお父さんが」と、すぐには信じられず、こんなこともあるんだなと、なんとかこの事実を受け入れようと努めて病院まで車を走らせました。
子どものころは、サッカーやキャンプ、いろんなところに連れて行ってくれた。でも、私が大人になると、ちょっとずつ一緒にいる時間が減ってきた。
結婚して、孫ができて、また一緒にいる時間が増えてきたけど、太郎も大きくなると少しずつ自分のことに夢中になって、赤ちゃんの時ほどの往来はなくなったよね。
お父さんも私も仕事人間。遠く離れていても、お互いにがんばりあっているんだと、お父さんは心の支えでした。70歳を超えても自分の好きな仕事に邁進できているなんて、本当に素敵な人生だと思います。

だからこそ、突然の入院は、お父さん自身が不運だったと思います。
残された僅かな時間で、私たちはたくさんの思い出を作りました。お母さんとふたりででかけた海外旅行、家族全員で行った温泉旅行。とても楽しい思い出ばかりだったことでしょう。
いつも人に優しく、ときに頑固で腹立つこともあったお父さん。仕事関係の人たちからも慕われていたのは、お父さんの人徳そのものだと思います。誇りの父です。
お父さんの頂いたいつも前向きな背中を見続けながら、あなたに負けないような、人生を歩んでいきます。
きっとお父さんには適わないでしょうけど、お父さんのように笑顔で、優しい人間になります。
天国に行っても変わらず、お母さんを、そして私たち家族を見守っていてください。

お父さん、これまで本当にありがとう。どうか安らかにお眠りください。

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