終活でやることリスト

いま話題の終活。自分たちの最期を自分たちで考えることが当たり前の世の中になってきました。

しかし、身辺整理、相続、葬儀、お墓、医療、介護、遺品整理など、終活で考えなければならないことは実に膨大です。
この記事では、終活でしなければならないことを列挙しました。まずは一番身近なところ、または一番懸念しているところからとりかかるのが良いでしょう。

あなたの死後のことは必ず他の誰かに任せることになります。遺された人が困らないように、かつあなたが希望する最期を迎えられるよう、終活に取り組んでいきましょう。

お金や資産に関わること

お金や資産はやがて相続に関わる事柄で、最も悩ましく、しかし最も重要な事柄とも言えるでしょう。

●お金をきちんと分けて管理しておく
自分が所持しているお金をきちんと分けて管理しておきましょう。名義人が死亡すると、預金口座は凍結されるため、預金の引き出しのためにさまざまな手続きが必要です。
当面の生活費、葬儀費用など、万が一の時にすぐに用意できる現金は手元に置いておきます。そして預貯金と、現金の置き場を複数に分けておくのが良いでしょう。

●財産目録を作成しておく
自分がどれだけの財産を所持しているのかを作成しておきましょう。
財産とは、銀行への貯金の他に、有価証券、仮想通貨、不動産、会員権など、さらには借金や保証債務など負の財産も含まれます。
財産目録を作成しておくことで、死亡後に遺された人たちで行われる分割相続の負担が大きく軽減されます。

●遺言書の作成
財産は分割相続が原則ですが、もしも財産についての希望があれば、遺言書を残しておきましょう。遺言書は、遺産分割協議よりも優先され、自分の意思が死後も効力を発揮します。

遺言書には次の3つの種類があります。

▶︎自筆証書遺言
自筆証書遺言は自分で紙に書き記すもののことです。メモ紙にペンで書き、印鑑を押せばそれが遺言書となるのです。気楽に書けるので遺言書としては一番多く利用されている分、無効となることも多いようです。

▶︎公正証書遺言
公正証書遺言とは、遺言書を公正証書にしたもののことで、公証役場で作成します。自筆と違って、公証役場の公証人と呼ばれる人が法律に沿って作成します。費用はかかりますが、確実に効力を発揮する遺言書ができます。

▶︎秘密証書遺言
秘密証書遺言も公証役場で作成しますが、遺言内容を公証人に知られずに作成でき、誰にも内容を知られたくない場合に利用されます。

医療や介護に関わること

万が一の時に備えて医療や介護の希望について考えておきます。

●かかりつけ医やおくすり手帳がわかるようにしておく
普段自分がどの病院にかかっているのか、どんな薬を服用しているのかを分かるようにしておくことで、いざという時に適切な治療を受けられます。

●介護施設の下見や把握
いざ自分が介護施設に入所なしなければならなくなった時のために、施設について調べておきましょう。場合によっては下見に出向いてもよいでしょう。

住まいや家財について

自分が住んでいる家についても、元気なうちから終活を始めておきましょう。

●「余命宣告」「臓器提供」や「延命治療」について
自分の意思を自分で発することができなくなった時にどのようにしてほしいか。特に余命宣告、臓器提供、延命治療についての希望を事前に示しておくことで、周りの人たちがきびいしい判断に迫られることなく。心理的な負担が軽くなります。

●看取りについて
誰に看取って欲しいか、どこで息を引き取りたいかの希望があれば事前に示しておきましょう。

●断捨離
まずはいらないものを捨てるのが家の終活の基本。必要なものと不要なものを分けて、不要なものは処分していきます。少しずつ少ない量から処分することで余計な費用もかかりませんし、その過程でこれまで自分の半生を振り返ることができます。

●バリアフリーへのリフォーム
高齢になると普段の生活の中で転んだり、怪我をする危険性もあります。手すりを付ける、スロープにするなどの工夫も、残りの人生を快適に過ごすために有益でしょう。

●形見分けについて考える
自宅の中にあるものを、誰になにを分けるかについて事前に考えておきましょう。もしも家族がいるのであれば、断捨離をひとりではなく一緒にすることで、形見分けの話もできます。

人間関係について

これまで関係のあった人に会いにいく、またお世話になった人に連絡することも終活の一環です。最近は新型コロナウイルスのこともある、なかなか人に会いに行きづらい社会です。電話や手紙なども活用しましょう。

●友人・知人リスト

友人知人リストを作成しておくことで、自分自身の交友関係を整理できるだけでなく、残された家族にとっても大切な情報となります。一番有効なのは年賀状の整理、電話やメールのアドレス帳の整理です。ここをもとに、リストの作成に取り掛かってみてはいかがでしょうか。

●直接コンタクトを取る

久しく連絡を取っていなかった人にコンタクトを取ることは大きな充足感につながります。直接に会いに行くもよし、電話やWeb電話、さらには手紙などで近況を報告し合うのも良いでしょう。

葬儀やお墓について

葬儀やお墓に考えておくことも終活において大切なことのうちの一つです。

●葬儀社への事前相談
葬儀はいつ発生するか分かりません。逝去の後に葬儀のことを1から考えるとなると、遺された家族に大きな負担となります。
事前にどんな葬儀社があるか、どんな葬儀にするか、どれくらいの費用がかかるのかを考えておくことで、納得のいく葬儀ができるでしょう。

●お墓やお寺について考える
葬儀のあとの供養についても考えておかなければなりません。付き合いのあるお寺やお墓の場所などが分かるようにしておきましょう。
また、跡取りのいない人は、自分が亡き後にそのお墓をどのようにするべきかも考えなければなりません。元気なうちに墓じまいをして永代供養をしておくという人も少なくありません。

終活のことで分からないことがございましたら、どうぞお気軽に東葬祭までご相談ください。お申し込みフォーム、またはお電話にて承ります。

お申し込みフォームはこちら
お電話:0120-66-5940(24時間・365日)

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