お葬式の式場では、祭壇の両脇にたくさんのお花が並べられます。
最近ではお花で作る祭壇、いわゆる花祭壇も人気です。お葬式にお別れはつきものですが、供花にはいったいどのような意味があるのでしょうか。
祭壇脇に供花を並べる意味・理由
祭壇脇に並ぶお花は、故人様へのお供えものです。
かつてネアンデルタール人が死者に花を手向けたと言われているように、亡き人への弔意を示すものとしてお花は世界中で用いられているのです。
供花で用いられるお花の種類
式場に並ぶ供花は、主に菊を中心としたものと、洋花を用いたものが選ばれます。統一感を出すために、どちらにするかは喪主が決めます。
菊、カーネーション、ゆり、デンファレなどが用いられます。洋花であれば、基調とする色を青、ピンク、白などある程度指定できます。
供花札 並べる順番・書き方
供花にはそれぞれ施主(差出人)の名前を書いた札を掲げます。
ここで書かれる名前は、個人名、連名、会社名、社名と役員名、団体名、「●●一同」などさまざまです。
並べる順番は喪主が決めますが、祭壇を中心にして向かって右側上段の内側が1、向かって左側上段内側が2、1の隣が3、2の隣が4と、左右交互に並べていくのが通例です。
序列は、喪主から順に、つながりの濃い血族、親族、あとは友人知人や会社関係など状況に応じて決めていきます。
供花の費用相場
供花の費用相場は1万5千円から3万円です。
最近では見た目の統一感を出すために、種類と値段を統一しておくことが多くなっています。
「1万5千円の菊花で統一」といった感じです。もちろん供花は気持ちのものなので、差し出す方の気持ちに応じて値段を決めても構いませんが、喪主が方針を示しているのであれば、それに従うのがマナーでしょう。
供花の注文の仕方
供花は、施行葬儀社に注文します。親族であれば喪主や遺族が取りまとめをすることもあります。
ご自身で生花店などに注文して配達してもらうこともできますが、祭壇脇に並べたときに雰囲気の異なるお花が飾られることになるので注意しておきましょう。できれば、施行葬儀社に任せておくのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。供花のことで分からないことがございましたら、どうぞお気軽に東葬祭までご相談ください。
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