なんとなく「告別式」ということばを耳することが多いと思うのですが、その内容を詳しく理解されていますか?この記事では、告別式について分かりやすく解説します。
告別式とは
告別式という言葉はさまざまな解釈がなされ、その使い方は葬儀社によって異なっているのが実情です。
(1)2日間にまたがる葬儀日程の2日目のセレモニーのこと
2日にまたがるお葬式は、「通夜/葬儀」という言われ方が一般的ですが、最近では「通夜/告別式」として呼ぶ傾向が強くなっているように思えます。これは「葬儀」という言葉が、お葬式全体を指しているのか、あるいは2日目のセレモニーのことを指しているのかが不明瞭だからです。
(2)2日目のセレモニーの中の一部
2日目のセレモニーは、僧侶を中心として行う「葬儀」と、親族が中心となって行う「告別式」とに分かれ、従来はこちらを指して「告別式」としていました。
告別式の主な流れ
この記事では、用語を混同しないように、2日目のセレモニー全体を「葬儀告別式」とし、前半を僧侶中心の「葬儀」、後半を親族中心の「告別式」とします。すると全体の流れは次のようになります。
●葬儀告別式開式
司会者が案内します
【葬儀】
●導師入場
導師入場によって始まります。
●読経
僧侶が読経をはじめとした一連の宗教儀礼を行います。引導作法(故人をあの世に送り出す)と授戒(仏弟子としての戒名を授かる)がその中心です。
●焼香
焼香は、導師、喪主、親族、参列者の順番で行われます。
●導師退場
読経が済むと退場します。続けて告別式へと進みます。
【告別式】
●弔電拝読
各方面から届いた弔電を紹介します。
●お花入れの儀
親族や参列者の手で、棺の中にお花を納めて差しあげ、棺の蓋を閉じます。
●喪主挨拶
喪主が参列者に御礼の挨拶をします。
●葬儀告別式閉式
司会者の案内で葬儀告別式が閉式となり、そのまま出棺へとなります。
告別式の時間帯は火葬時間との調整で決まる
葬儀告別式はお昼前後に行われます。11時~13時の火葬炉を利用することが多く、そこから逆算して開式時間は10時から正午となります。主な時間帯は次のような形です。
●10時開式 11時出棺
●11時開式 12時出棺
●12時開式 13時出棺
火葬を済ますと式場に戻って初七日法要や精進落としの食事を行うため、このあたりの時間が設定されるのです。
葬儀告別式は1時間で行われることが多いのですが、中にはゆっくりとお別れをしたいことから1時間30分で式次第を組むこともあります。また、火葬場の混雑状況や式場との距離などによって出棺時間を前後に調整することもあります。
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