今、家族葬が選ばれる理由 知っておきたいメリットとデメリット

お葬式のかたちはすっかり家族葬がスタンダードになりました。幅広く関係のあった人たちを招くのではなく、家族や親族だけで執り行う葬儀が人気を集めているのです。

家族葬が選ばれる理由

家族葬が選ばれる理由にはたくさんありますが次の3点が挙げられます

  • 親縁、地縁、会社の中での人間関係の希薄化
    核家族社会になり、家族や血族がバラバラに住むのが当たり前の時代です。また、近隣住民との結びつきも、昔に比べると希薄になっています。隣に誰が住んでいるのか知らないというケースも多いのではないでしょうか。さらには職場の中でも家族意識が弱まっています。こうした人間関係の希薄化により、参列の機会が減り、家族葬が普及し始めたのです。
  • 高齢化によって友人や知人の参列も困難
    高齢化により、故人の友人や知人もまた高齢になっているケースが多く見られます。必然的に、お葬式へのお参りが減少します。
  • バブル崩壊後の景気低迷
    バブルが崩壊したことがきっかけで、これまでのおがかりな葬儀は一転して小規模の葬儀へとシフトしていきました。むだなおもてなしにお金をかけるよりも、故人のために、自分たちらしい葬儀にしようと、意識が変わっていったのです。費用を抑えるために家族葬にするという人も増えました。
家族葬のメリット

家族葬には次の3つのメリットがあります。

  • ゆったりと故人を見送れる
    参列者へのおもてなしに追われることがないため、ゆったりと故人を見送ることができます。
  • 要望に沿った内容で行える
    他者の目がないので、自分たちの要望に沿った内容で行えます。たとえば、祭壇をオリジナルのものにしたり、1日葬や無宗教葬などで執り行う人もいます。
  • 香典返しの手間が省ける
    葬儀後の香典返しの手配は、喪主や遺族に大きな負担となっていましたが、こうした負担を軽減することができます。
家族葬のデメリット

一方で、家族葬のデメリットには次の3つが考えられます。

  • まわりから苦言を呈されることがある
    どうして葬儀に呼んでくれなかったのと、周囲から苦言を呈されることがあります。とくに大切な親戚などには連絡をしておくようにしましょう。
  • あとからの弔問の対応に追われる
    家族葬を行った場合、関係者には事後報告を行うケースが多いのですが、あとから知った人たちが「せめてお線香だけでも」「お香典だけでも」と自宅にやってくることがあります。こうしたひとつひとつの弔問の対応が、遺族の大きな負担になります。
  • 香典がないため、思った以上に費用がかかる
    参列者へのおもてなしがない分、家族葬は安く済むと思われるのですが、香典収入がない分、結果的に費用が安くならないこともあります。

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