葬儀を終えたあと、ご家族には、遺品整理という大きな課題が待っています。
遺品整理は単なる物の整理ではなく、故人さまとの思い出を整理し、次のステップに進むための大切なプロセスでもあります。遺品整理はおそらく人生で一度きりの経験となることでしょう。何から手をつけてどう進めればよいのか、戸惑うことも多いかもしれません。
ここでは、遺品整理の際に注意するポイントをいくつかご紹介します。
気持ちに余裕があるか
遺品整理は、故人さまが残した物を整理し、必要なものと不要なものを分ける作業です。
しかし、葬儀を終えたばかりのご家族は、故人さまとの別れを受け入れることができず、複雑な感情が伴うものです。
故人さまの思い出が詰まった品々を処分するには、それなりの精神的な余裕が必要です。焦ることなく、まずは無理をせず、少しずつ進めることをお勧めします。
故人さまの遺志の確認(遺言書・エンディングノートなど)
もしも故人さまが何かしらの希望を遺していたのであれば、事前にそれを確認しましょう。遺言書、エンディングノート、あるいは誰かに残した言伝などがあげられます。
ちなみに、遺言書には、相続の対象となるものに関する故人さまの意志が示されています。
公証人立ち会いのもと作成された『公正証書遺言』はそのままで構いませんが、そうでない遺言書(故人さまが自ら書いた『自筆証書遺言』)は、勝手に開封すると法律違反となる可能性があります。
遺言書を見つけたら、家庭裁判所に持参して検認してもらいましょう。
また、エンディングノートには法的効力はありませんが、死後に関するさまざまな希望が書かれています。
家族全員で行う
遺品整理は、家族全員で行うのが理想です。なぜなら、遺品の中で形見分けしたいものがあるかもしれないからです。
自分一人の勝手な判断で行うのではなく、家族全員と進めていくことが重要です。もし全員が揃わない場合でも、誰が中心となって遺品整理を進めるかを決め、合意をとるなどの手順を踏むことにより、家族間のトラブル防止につながります。
専門業者に依頼する時の3つのポイント
最近はニーズの高まりから、遺品整理業者の新規参入が相次いでいます。そのため業者のクオリティも玉石混交と言われています。
信頼できる遺品整理業者を見つける際に大切なポイントは、次の3つです。
- 遺品整理士の資格を持っていること
- 必要な許可を得ていること(古物商許可証、一般廃棄物収集運搬許可証など)
- 複数の業者を比較検討すること
最後に、自身が「ここは信頼できそうだな」と思える業者を見つけることが大切です。
まとめ
遺品整理は大変な作業ですが、故人さまとの思い出を整理し、次のステップに進むための重要なプロセスです。無理をせず、自分のペースで進め、まわりの人たちの力を借りながら、必要に応じて専門業者に依頼することも考えてみてください。
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