葬儀の案内状の書き方|メールやSNSでの訃報連絡を解説【例文付】

「葬儀の案内状を送りたいけど、何を伝えたらいいのかな」
「葬儀の詳細を伝えたいけど、この文章で大丈夫だろうか?」
「メールやLINEで案内するのは失礼じゃない?」

この記事は、こんなお悩みをお持ちの方に向けて書かれています。

こんにちは。創業58年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式の実績を持つ、株式会社AZUMA・東葬祭です。

身内に不幸が起きた時、どのように葬儀の案内状(訃報紙)を出せばよいのでしょうか。
ひと昔前であれば、案内状を作成し、町内の掲示板への貼り出しや、ファックスによる通知といった方法がとられていました。

しかし近年は家族葬が増えたこともあり、電話やメール、SNSのメッセージ機能など、身近なコミュニケーションツールで済ませる人も少なくありません。
葬儀という厳粛な儀式の案内ですから、マナーを守った上で詳細をきちんと伝えなければなりません。

この記事では、葬儀の案内状で伝えるべき内容や連絡手段ついて、分かりやすく解説します。

案内状の例文も添えていますので、どうぞ参考にしてみて下さい。

葬儀の案内状で伝えるべき情報とは

まずは、葬儀の案内状で何を伝えるべきか、その内容を確認しておきましょう。

  • 故人の氏名
  • 逝去したという事実、時間
  • 生前の感謝
  • 通夜、葬儀の日付、時間
  • 会場の名称と住所
  • 喪主の名前、連絡先
  • 香典、供花の対応(※)

これらをもとに、葬儀の案内状の例文をシーン別にまとめました。

【例文】葬儀に来てもらいたい場合

以下、葬儀の案内状の基本例文です。
父 三鷹一郎につきまして 令和〇年〇月〇日永眠致しました ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んで通知申し上げます

尚 葬儀は下記のとおり行います

通夜式    〇月〇日 18時より
葬儀式告別式 〇月〇日 11時より

葬儀会場 三鷹市民斎場(住所 三鷹市中原3-1-65東ビル)
葬儀形式 仏式(〇〇宗)

喪主 三鷹 太郎(長男)
連絡先 03-0000-0000

令和〇年〇月〇日

以上

(※)もしも、香典などを辞退する場合は「香典 供物 弔電に関しましては故人の遺志により固くご辞退申し上げます」ということばを添えます。

【例文】事後報告の場合

最近では家族葬が多く、葬儀を終えたあとに事後報告をする方が少なくありません。その場合、手紙、メール、電話などで、次のようなことばで伝えます。

本年〇月〇日に 父 三鷹一郎が永眠いたしました
ここに生前のご厚情を深謝致しますとともに今後とも変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
なお葬儀は故人の意志により近親者のみにて相済ませました
故人の冥福を祈りつつここに謹んでご通知申し上げます

令和〇年〇月
〒181-0000
東京都三鷹市中原〇丁目〇番〇号
電話 03-0000-0000

三鷹 太郎

案内状? それともメール?

葬儀の案内状とは、いわゆる訃報連絡のための「書状」です。かつてはこの案内状を、町の掲示板に張ったり、回覧板で流したり、ファックスで送るなどして、関係者に対して、故人の逝去と、葬儀の詳細を伝えたわけです。

近年は、最近では書状にせず、メールやSNSでそのまま訃報連絡をすることが増えています。
家族葬が主流となっている現在、掲示板や回覧板を用いるのは現実的ではなく、ファックスを持つ家庭もそう多くありません。気心の知れた家族や親戚に対し、そこまで堅苦しくなることもないからです。

ただし、丁寧な対応を求められる相手もいますし、「親しい中にも礼儀あり」で、マナーに則る方が送る側も受け取る側も安心するという側面もあります。

こうしたことを踏まえた上で、おすすめの訃報連絡は、【メールやSNSに案内状を添付する】というもの。
葬儀の案内状は、葬儀社が用意してくれますので、それをPDFや画像ファイルなどに出力したものを添付すれば、自らの言葉とマナーに沿った案内状をあわせて送ることができます。

例文としては次のような感じです。

【例文】
〇〇おばさん。いつもありがとうございます。お身体お変わりございませんか?
実は、昨晩父が息を引き取りました。
おばさんにはよくしていただいて、本当に感謝しています。
もしよければ、ぜひともお葬式に来てもらえないでしょうか。父もきっと喜ぶと思います。
下に、葬儀の案内状を貼り付けておきます。ここに時間や場所などが書いてありますので、ご確認ください。
分からないことがあれば、いつでも僕に連絡下さいね。

※訃報データ添付

おわりに

葬儀の案内状は、故人の逝去を伝えるだけでなく、参列者に適切な対応を促す重要な役割を担います。

近年では、家族葬の増加に伴い、訃報の伝え方も変化しています。メールやSNSを活用することが一般的になりつつありますが、相手によって適切な方法、適切なことばを選ぶことが大切です。

葬儀の案内状の作成に迷った際は、私たち株式会社AZUMA・東葬祭にご相談下さい。
葬儀に関するご相談を随時無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お申し込みフォームはこちら
お電話:0120-66-5940(24時間・365日)

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