「夏の葬儀に半袖のワイシャツはダメなの?」
「女性の場合、お葬式で袖のないワンピースはOK?」
「夏の葬儀の暑さ対策は?」
この記事では、このような疑問にお答えします。
こんにちは。創業59年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。
お葬式で着用すべき服装と言えば喪服です。しかし夏の暑い季節でも、長袖のワイシャツ、そして上下黒のスーツ姿でいなければならないのでしょうか。
女性の場合は、半袖のワンピースもありますが、これらは認められないのでしょうか。夏の葬儀における服装マナーについて考えます。
男性の半袖ワイシャツはNG
はじめに結論から述べると、葬儀における男性の半袖ワイシャツはNGです。長袖のワイシャツに、礼服用のブラックスーツを着用しましょう。
葬儀は故人を送り出す大切なセレモニーですので、その場にふさわしい身なりにすることが弔意を示すこととなります。長袖のワイシャツはカジュアルに見えてしまうので、極力避けるべきだと考えられます。
女性は、ワンピースよりアンサンブルを
女性のワンピースの場合は、咎められることはないでしょう。ただし、筆者の意見としては、ワンピースの上にジャケットを羽織る、いわゆるアンサンブルスタイルがベストだと考えます。その理由は次の4つです。
●ワンピースだと肌の露出が増える
●式場内は冷房で冷えているため、ジャケットを着用したくらいがちょうどいい
●そもそもアンサンブルだと葬儀のドレスコードに適している
●ジャケットの着脱の選択肢がある
以上の理由から、アンサンブルで参列し、どうしても暑さを感じた時はジャケットを脱ぎましょう。
移動中は、ジャケットを脱いでよし
葬儀の参列は、そのすべてがセレモニーというわけではありません。移動中、または待機中の時間帯は、服装マナーよりも体調管理を優先させるべきです。
会館の外にいる時は、灼熱の日差しや暑い空気にさらされるわけですから、ジャケットを脱いでも構いません。自身が体調を崩すことのないよう柔軟に対応しましょう。
式場内は冷房で冷えている
真夏の葬儀を暑いシーンばかり想像してしまい、半袖で参列したものの、実際に式場内に入ってみると冷房でかなり冷えています。昨今は家族葬が多く、会館の外で待機するというシーンもほとんど見られず、半袖を着用することで逆に体が冷えすぎてしまい、体調を崩してしまう恐れがあるのです。
むしろジャケットを着用することで、暑ければ脱ぐ、寒ければ羽織る、という選択肢が生まれます。
簡単にできる暑さ対策5選
それでは、具体的に夏の葬儀に参列するのにどのような暑さ対策ができるのでしょうか。簡単にできる5つの方法を解説いたします。
水分。ペットボトルや水筒
真夏の葬儀ではこまめな水分補給が大切です。ペットボトルや水筒で水や麦茶などを持参し、人目のつきにくい場所でさりげなく飲むと良いでしょう。カフェインレスが安心です。
冷感タイプの肌着の着用
冷感素材のインナーは体温上昇や汗の不快感を軽減します。吸汗速乾や抗菌タイプがおすすめ。見た目に響かないデザインを選ぶと快適に参列できます。
夏用礼服の着用
通気性の良い夏用礼服なら見た目はそのままに暑さ対策が可能です。体調管理のためにも、軽量で風通しのよい素材を選ぶと安心です。
冷却スプレーや汗拭きシート
汗をかいた後は、冷却スプレーや汗拭きシートでリフレッシュを。首筋や脇などに使うと効果的。肌専用のものを選びましょう。
日傘の準備
直射日光対策に日傘は有効です。黒や濃紺など落ち着いた色を選びましょう。男女問わず使え、晴雨兼用なら急な雨にも対応できます。
まとめ
夏の葬儀では、半袖は、マナーの面と、冷え対策から避けておくことが賢明です。
夏の葬儀の参列の際は、礼節を重んじる気持ちと、暑さから身を守るための体調管理とのバランスが大切です。
「暑くても我慢しなければ」と思いがちですが、体調を崩してしまっては、本来の目的である故人さまへの哀悼の気持ちをしっかりと届けることができません。
本記事では、夏の葬儀における服装マナーや、暑さ対策のポイントをご紹介しました。
ご紹介した内容を参考にしていただくことで、気温や湿度の高い時期でも、無理なく、適切に弔意を示すことができるはずです。
葬儀の服装やマナーには正解がひとつではありません。地域性や風習、ご遺族との関係性などによって柔軟に考えることも求められます。
不安なことがあれば、遠慮なく専門家に相談することも大切です。
私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルです。お葬式全般について不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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