葬儀に参列していただいた方々へお礼を伝えたいときは、どのようにすればいいのでしょうか。この記事では、葬儀後のお礼について、解説いたします。
会葬返礼品と香典返し
まずはしきたりとして、「会葬返礼品」と「香典返し」の2つのお礼の方法があるということを知っておきましょう。
▶会葬返礼品
会葬返礼品とは、葬儀会場に足を運んで下さったことに対するお礼の品のことです。通常は500円から1000円程度のお茶やタオルなどを配り、お礼状や清めの塩を添えます。会葬に対しての御礼なので、香典の有無にかかわらず、全ての人に配ります。
▶香典返し
香典返しとは、いただいた御香典に対してのお礼の品のことです。本来は葬儀後49日を目安に先方に贈りますが、最近では葬儀当日に配るケースも少なくありません。香典返しの品物は、いただいた香典の半額から3分の1程度が目安です。
また、香典返しにもお礼状が添えられます。そこには香典に対するお礼に加えて、四十九日法要を無事に済ませたことの報告も綴られます。
お礼状を送る
会葬返礼品や香典返しは、当たり前のしきたりとなっているため、これらを省略するとマナー違反として捉えられるでしょう。
しかし、こうしたしきたりとは別に、喪主として参列のお礼をしたいと考える人も少なくありません。葬儀当日はあわただしく、ひとりひとりにゆっくりとお礼を述べる時間などないからです。
そこでおすすめなのがお礼状です。感謝の想いを手紙にしたためることで、より心のこもったお礼を伝えることができるでしょう。
お礼状の文例
謹啓
先般 故〇〇〇〇の葬儀に際しましては
御多忙中にもかかわらず会葬をいただき 誠にありがとうございます
また生前故人が頂戴した多大なるご厚誼に 心から厚く御礼申し上げます
お陰様で無事に父を送り出すことができました
今後とも 変わらぬ御交誼を賜りますようお願い申し上げます
本来であれば拝眉すべきところ
略儀ながら書中をもちまして御礼の御挨拶を申し上げます
敬白
令和〇年〇月〇日
喪主 〇〇〇〇
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