「生前葬」のメリットは何?かかる費用の相場は?

「そもそも、生前葬って何」
「生前葬のメリットは?」
「生前葬の費用相場はどれくらい?」

この記事は、こんなお悩みをお持ちの方に向けて書かれています。

こんにちは。創業58年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式の実績を持つ、株式会社AZUMA・東葬祭です。

近年、「生前葬」を行う方が増えつつあります。特に芸能人や著名人が生前葬を行うこともあり、その存在は広く知られるようになってきました。

しかし、実際に生前葬を考える際に、「そもそも生前葬って何?」「どんなメリットがあるのか?」「どれくらいの費用がかかるのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事では、生前葬の主なメリットと費用相場について詳しく解説します。

そもそも生前葬とは

生前葬とは、生きているうちに自らの意思で行う「お世話になった方々へ感謝を伝える場」として実施されます。そのため、厳粛な雰囲気ではなく、和やかに語らう場として催されることが一般的です。

近年では、一般の方でも生前葬を行う人が増えています。特に「疎遠になっていた人たちと久しぶりに再会したい」「元気なうちにお世話になった方々へ直接感謝を伝えたい」といった理由から、生前葬が選ばれています。

生前葬のメリット

生前葬は、通常の葬儀とは異なり、自分が主体となって計画し、生きているうちに行うものです。そのため、一般の葬儀では得られない以下のようなメリットがあります。

1. 自分で葬儀の内容を決められる

通常の葬儀は遺族が準備するため、故人の希望が完全に反映されるとは限りません。しかし、生前葬なら、どのような形式で行うのか、誰を招待するのか、会場や演出まで全て自分の希望通りに計画できます。

また、葬儀の雰囲気も自由に決められるため、「しめやかに」ではなく「明るく和やかに」といったスタイルで行うことも可能です。

2. 直接感謝の気持ちを伝えられる

通常の葬儀では、故人が生前に伝えたかった思いを本人の口から話すことはできません。しかし、生前葬ならば、家族や友人、仕事関係の方々に、直接「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられます。

「これまでお世話になった方々ともう一度会い、感謝の気持ちを伝えたい」と考える方にとって、生前葬は最適な場となるでしょう。

3. 参列者への負担が少ない

一般的な葬儀では、突然の訃報を受け取った参列者が、急いで予定を調整しなければなりません。そのため、遠方の方や多忙な方は参列が難しくなることがあります。

また、家族葬が主流になったことで、亡くなったあとに訃報を知る人も多く、「最期にひと目見たかった」「手を合わせたかった」と、残念に思うケースも増えています。

生前葬を実施することにより、本人と関係者が直接会うことができます。仮に葬儀に参列できなくても「生前葬の時にきちんとお話しできたから…」と納得できることでしょう。

4. 遺族の負担を軽減できる

生前葬をしておくことで、亡くなった後の葬儀を簡素にでき、これが遺族の負担軽減につながります。

一般的な葬儀では、突然の訃報によって遺族が短期間で多くの準備をしなければなりません。しかし、生前葬を実施しておけば、関係者はすでに故人とのお別れを済ませているので、遺された家族は、自分たちの家族葬だけに集中できます。

生前葬の費用相場

生前葬の費用は、「会場」「演出」「食事」「返礼品」の4つの要素で決まります。趣旨こそ異なりますが、「結婚式の披露宴」や「引退記念パーティー」に近いイメージを持つと分かりやすいでしょう。

以下、小規模、中規模、大規模に分けて、そのモデルをご紹介します。

1. 小規模(30~50人)

費用相場:30万円~50万円
内容:会場使用料、受付設備、装飾(生花など)、飲食費、返礼品
特徴:親しい家族や友人のみを招き、自宅、ホテルの小宴会場、レストランで行うケースが多い。

2. 中規模(50~100人)

費用相場:50万円~100万円
内容:上記に加えて、音響設備、写真や映像の演出、スピーチなど
特徴:ホテルの宴会場や専門式場で行い、親族だけでなく仕事関係者も招くケースがある。

3. 大規模(100人以上)

費用相場:100万円以上
内容:大規模な会場のレンタル、プロの司会者や演奏家の手配、特別な演出(映像制作・スライドショー)
特徴:著名人や経営者が行うケースが多く、感謝の会や引退記念パーティーのような形をとることもある。

生前葬の費用は、一般的な葬儀と比べると、会場や飲食代がかかる分やや高くなる傾向があります。

ただし、いざ本人が亡くなった際の葬儀を、火葬のみの「直葬」にすると、最終的なトータルコストは安く抑えられるでしょう。

おわりに

生前葬をすることで、疎遠になっていた人と再開でき、これまでの感謝を伝えることができます。また、本人が亡くなったあとに家族葬をしても、参列できないことを残念に思わずに済むでしょう。

生前葬をご検討の方は、私たち株式会社AZUMA・東葬祭にご相談下さい。
葬儀に関するご相談を随時無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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