昨今、さまざまな場所で見られるようになってきた家族葬ですが、お寺の檀家に属している場合も家族葬の実施は可能なのでしょうか。
「檀家にはそのお寺特有の決まりごとがあるのでは?」
「他の檀家や近隣の人たちも呼ばなくてはいけない?」
などと不安に思われている方は、どうぞ最後まで読み進めてみて下さい。
檀家であっても家族葬は「可能」
まず結論から言うと、檀家であっても家族葬は可能です。
最近では都心部だけでなく、地方や郊外でも家族葬が当たり前ですから、それを「NO」というお寺は皆無でしょう。
家族葬とは、家族や親族を中心に執り行う小規模なお葬式のことです。菩提寺はその家の祖先や死者を供養するのが仕事ですが、葬儀にどれくらいの人を招くか、その規模にまで口をはさんでくることはありません。
ですから、お寺の檀家だとしても安心して住職に「家族葬でしようと思っていますので、よろしくお願いいたします」と伝えましょう。
地域のしきたりに従わなければならないことも
もしもそのお寺や地域の慣例として、檀家や隣近所も葬儀に参列するしきたりがあれば、それに従わなければならないこともあるでしょう。
判断に迷ったときはお寺の住職に相談してみましょう。
直葬や一日葬の場合はこればかりではない
家族葬と並んで最近多くなってきたのが、火葬だけを執り行う「直葬」、さらには通夜を省略する「一日葬」などです。こうした葬儀スタイルは本来あるべき形を省略しているため、お寺によっては苦言を呈される、あるいは何らかの形を提案されるかもしれません。
直葬の場合、火葬炉の前での読経はせいぜい10分程度に制限されています。また、一日葬では当然のことながら通夜で読み上げるべきお経があげられません。つまり、お寺側からすると十分に供養ができないのです。
そのため、供養の場を別に設けることがあります。たとえばご遺体が自宅に安置しているのであれば、直葬や一日葬に先立って僧侶が自宅まで出向いてしっかりと読経する。また直葬の場合は、お骨になったあとにお寺の本堂でお経をあげるなど。
このあたりは菩提寺としっかり相談しながら、お互いが納得できる形で葬儀を進めていきましょう。
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この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。