葬儀はいつやってくるかわかりません。また、慣れないことなので、自分が喪主を務める時にどのような準備をしなければならないか、突然のことに慌ててしまいがちです。
葬儀の段取りや手配については、葬儀社がサポートしてくれますが、自分の身の回りの持ち物に関しては自分自身で用意しなければなりません。この記事では、通夜や葬儀の時に喪主が持っておくべきものをまとめました。
喪服
葬儀の参列マナーで最も気を付けておきたいのが喪服です。普段なかなか着ることがないため、クローゼットの奥に閉まっていて、久しぶりに出してみたらシワが寄っていた、カビが付いていた、ズボンやスカートが入らなくなっていたということも少なくありません。喪服は、春や秋などの衣替えの季節に一度出して、虫干しするだけで、虫やかびを防げます。
もしも、どうしても喪服が間に合わないという方は、紳士服店で購入するか、貸衣装店でレンタルするかなどして対応します。貸衣装店が見つからないという方は葬儀社に相談すれば、提携の業者を紹介してもらえます。
数珠
仏式で葬儀を行うのであれば数珠は必ず持っておきましょう。仏教では神仏や故人に礼拝する時には必ず数珠を手にかけます。数珠は祈りのための法具であり、こちらの想いを亡き人に届けるためになくてはならないものです。
数珠はそのままポケットに入れておくと房の形の崩れや汚れの原因になるので、数珠袋などに入れて保管しておきましょう。
ハンカチ
葬儀では思わず感極まってしまうことがあります。その他にも身だしなみに注意する意味でもハンカチを忘れないようにしておきましょう。
葬儀では男女問わず、黒か白のハンカチを用いるのがマナーです。
マスク
新型コロナウイルスが流行してから、日常生活においてもマスクの着用は欠かせないものになりました。葬儀は限られた空間に複数の人が集まり、いわば「三密」が起こりやすい状況にありますので、マスクを忘れないようにしましょう。
お布施
僧侶へのお布施は葬儀式場で直接手渡すのが慣例です。忘れないように持参しましょう。
タイミングは、通夜式を終えたあとか、翌日の葬儀告別式ですべての行程を終えて、僧侶が式場を後にする時のいずれかです。
適切なタイミングを事前に葬儀社に確認しておくと安心です。お布施はお布施袋に納めて袱紗に包んで持っておきます。差し出す時には袱紗から出して、袱紗の上にお布施袋を載せて渡します。
現金
葬儀の間には、なにかと細かい支払いが必要になることがあります。
ほとんどの支払いは葬儀後、葬儀社に一括して払えば良いのですが、食べ物や飲み物、数珠や傘などの備品、親戚の宿泊先の手配など、急な支払いが発生するかもしれません。
また、地域によっては火葬場への支払い、飲食代などを直接喪主が支払わなければならないこともあります。
どこでどのような支払いが発生するか、どれくらいの現金を持っていればいいか、葬儀社に確認しておきましょう。また、お坊さんにお渡しするお布施も現金で用意します。
サブバッグ
通夜や葬儀では、大きな荷物は親族の控え室に置いておきますが、その他の身の回りのものは、男性であればポケットに、女性であればハンドバッグにしか納められません。
サブバッグを用意しておけば、必要なものを全てまとめて、持ち歩くことができるので便利です。
葬儀の場で使用するので、黒のフォーマル用、あるいは葬儀の場でふさわしい色柄のものを用いましょう。
宿泊用品
式場に泊まって、故人と一晩をともにする場合、宿泊に必要なものを忘れないようにしましょう。式場によってはお風呂やシャワーなどの設備、寝具が用意されていないところもあります。事前に式場に何が準備されているかを確認した上で、次に挙げるものを用意します。
▶着替え
ジャージやパジャマなどリラックスできる服装を準備します。
▶アメニティグッズ
歯ブラシ、洗顔フォーム、タオルなど、洗顔に必要なものが挙げられます。その他にも、男性であれば髭剃り、女性であればメイク道具やドライヤーなども必要です。
▶充電器
携帯電話やスマートフォンの充電器を忘れないようにしましょう。
▶寝具
布団や枕を自宅から持ってくるのは大変です。寝具の準備がない式場の場合、貸しふとん店からレンタルすることになります。
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