ただでさえ不慣れな身内の不幸。
いざ大切な家族が息を引き取ると、どんなに自分は冷静だと言い聞かせても、死別の悲しみや不慣れな喪主の務めなどから強いストレスやプレッシャーがかかります。
だからこそ、予め何をしておかなければならないかを知っておくだけでも、精神的な負担は大きく軽減されるでしょう。
この記事では、葬儀だけに留まらない、身内が亡くなった時にしなければならないことを5つにまとめました。
1:ご逝去を大切な人に知らせる
危篤、あるいはご臨終時に、特に近しかった人には連絡をして、故人様の最期を看取ってもらいましょう。
ただし、ここで連絡する相手はごく近しい人に限定することをおすすめします。その理由は次の2つです。
●大勢の人が病院に駆けつけることを避けるため
病院には、ご家族以外にも他の患者が入院されていますので、迷惑にならないよう配慮が求められます。新型コロナウイルスのことを考えて病院側も大勢の来院を避けたがります。
●二度手間を避けるため(改めて葬儀日程を連絡しなければならない)
葬儀日程が決まった段階で、正式に訃報という形で連絡をしなければなりません。ご遺族のご負担を考えても、二度手間となることは避けましょう。
2:葬儀社への連絡
次にすべきことは葬儀社への連絡です。
葬儀社に連絡するのは、故人様のお迎えに来てもらうのはもちろんのこと、これからの流れで分からないことが出てきた時に、すぐに相談できる相手となってくれるからです。分からないことはどんどん葬儀社の担当者に聞きましょう。
病院から葬儀社に電話をする時、次の事柄を伝えます。
●お迎えに来て欲しい場所
まずはどこにお迎えに来てほしいのかを伝えます。お迎えの場所は、病院、施設、警察署など状況によってさまざまです。
また、施設のどこに到着すべきかもきちんと伝えます。たとえば病院の場合、霊安室に行くべきか、病室に行くべきか、それぞれの病院によって異なりますので、事前の確認が必要です。
●喪主の連絡先
自分が誰なのか、喪主となる人の名前、電話番号を伝えます。また、故人様の名前や年齢などについても事前に伝えておきましょう。
●ご安置の場所
故人様をどこにご安置したいかを事前に伝えておきます。自宅であれば住所を伝えます。もしも自宅へのご安置を希望しない場合は、葬儀社や斎場などが保有する安置施設を利用することとなります。その意向を先に伝えておいたほうが、のちのちの安置がスムーズに運びます。
最低限、これだけのことを葬儀社に伝えておけば大丈夫です。あとは葬儀社の方と実際に対面してから、細かい打ち合わせをしていきましょう。
3:お寺への連絡
菩提寺とのお付き合いがある場合、あるいは葬儀を依頼したい僧侶がいる場合はご逝去とともに連絡をしておきましょう。
お寺によっては「枕経」と呼ばれる、ご臨終後すぐに上げる読経のためにお参りに来て下さることもあります。
また、葬儀の依頼も併せて行います。葬儀日程は、式場や火葬場の空き状況を確認しなければならないので、勝手に決めるのではなく、喪主、お寺、葬儀社の三者で調整しながら決めていきましょう。
4:病院への対応
病院でご逝去を迎えると、医師は死亡診断書を作成し、看護師は故人様にエンゼルケア(ご遺体の死後処置)を施してくれます。
死亡診断書は、故人様の死因、死亡時刻、死亡場所などが記載された公文書です。死亡届の役割を兼ね、葬儀後の手続きでも必要となりますので、大切に保管しましょう。
エンゼルケアでは、お身体の清拭、鼻腔や喉などへの綿詰めが行われ、頭髪やお顔をきれいに整えてくれます。またこの時に「末期の水」と呼ばれる口を湿らす儀式を行うこともあります。
また、病院を出発するまでに、退院の手続き、入院費の支払い方法の確認、そして身の回りの荷物の準備をします。
ご逝去後はご家族の方は特に戸惑ってしまいます。まずはこの4つのことをしておけば大丈夫です。そして記事の中でも書きましたが、葬儀社に連絡さえしておけば、それ以外の分からないもろもろのことをアドバイス、サポートしますので、安心して故人様のご葬儀を進めることができます。
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