無宗教葬儀とは?内容、費用と式の流れを解説

「無宗教葬儀って何をするの?」
「流れは? 費用は?
「普通の葬儀とは何が違うの?」
「お坊さんを呼ばなくても大丈夫?」

この記事は、このような疑問をお持ちの方に向けて書かれています。

こんにちは。東京都三鷹市で創業59年、7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。

最近の葬儀のトレンドとして、「無宗教葬儀」が注目を集めています。伝統的な宗教的儀式に囚われないこの葬儀形式は、個人の価値観や故人の意志を反映させるためのお葬式のスタイルとして広く受け入れられつつあります。

しかし一方で、まだまだ少数派の無宗教葬儀。前例が少ないために具体的な内容が分からず、何をどこから考えるべきか分からずいる人も多くいます。

本記事では、無宗教葬儀の基本的な内容、費用の概算、そして式の流れについて、詳しく解説します。

無宗教葬儀とは

無宗教葬儀は、仏教や神道などの、特定の宗教的要素を排除し、故人の生前の意志や個人の価値観に基づいて計画される葬儀です。従来の葬儀が宗教的な儀式や文化的な慣習に従うのに対し、無宗教葬儀はより自由度が高く、故人の個性や家族の希望を反映しやすいのが特徴です。

要は「無宗教葬儀=宗教者がいないお葬式」のことであり、その具体的な内容はご家族によってさまざまです。

生演奏などで故人さまを送り出す「音楽葬」のようなものも、ご家族だけで棺を囲んで、ゆっくりと時間を過ごすシンプルな形式も、「宗教者がいない」という点においては無宗教葬に括ることができます。

無宗教葬儀の内容

無宗教葬儀の主な特徴は、故人とその家族が望む通りに式を形成できる自由さにあります。
場所の選定(自宅、葬儀会館)、進行形式(非公式な集まり、物語の読み聞かせ、音楽演奏)、さらには選曲や読まれることばなど、すべてがカスタマイズ可能です。

故人の趣味や人生観を反映したビデオや写真の展示、好きだった食事や飲み物の提供など、故人らしさ、家族らしさを取り入れることができます。

費用について

無宗教葬には決まった「型」がないので、その内容によって費用が大きく変動しますが、一般的な家族葬の規模で無宗教葬を行うのであれば、通常の葬儀プランとほぼ同額だと思ってもらえばよいでしょう。

葬儀にかかる基本的な品目は次のように分けられます。

●葬儀基本料金(葬儀プラン)
●火葬場への支払い
●料理や返礼品などのおもてなし費用
●宗教者への謝礼

無宗教葬の場合、この中の「宗教者への謝礼」が不要となりますが、それ以外は、一般的な葬儀プランをもとに費用を計算していきましょう。

たとえば、お坊さんを呼ばずに火葬だけをして済ませたい人は「火葬式プラン」が、家族や親族だけで無宗教葬を営むのであれば「家族葬プラン」が目安になります。

参列者の方を多く招いて、「音楽葬」や「お別れ会」のようなセレモニー要素を加えるのであれば、「一般葬プラン」に加えて、自分たちが希望する演出や装飾をオプションとして追加計上していくこととなるでしょう。

セレモニーの流れ

無宗教葬儀には宗教者がいません。そのため、セレモニーの流れや式次第を、喪主と葬儀社が相談しながら決めていきます。
最も多く見られる流れは以下の通りです。

●参列者着席
開式10分前を目安に会場内に入ります 
●開式のことば
司会者によるアナウンス
●黙祷
開式に先立ち、参列者全員で故人に黙祷を捧げます
●献奏
故人の好きだった音楽を流します。音楽家を招いた生演奏や、スクリーンを用いた動画上映などを行う場合もあります
●弔辞・お別れのことば
家族や参列者から故人さまにお別れのことばを述べてもらいます
●献花
焼香ではなく、献花で弔意を示すのが一般的です
●お花入れ
出棺に先立ち、棺の中にお花を納め、最後のお別れをします
●喪主挨拶
喪主から参列者へ御礼の挨拶をします
●閉式のことば
司会者によるアナウンス
●出棺
葬儀場から火葬場へ出棺

一般的な手順としては、まず開会の挨拶から始まります。その後、黙祷、故人に関するスピーチや読み聞かせ、音楽の演奏、写真やビデオの上映などが行われることが多いです。参列者による故人へのメッセージの読み上げや、共有の時間(食事やお茶)を設けることもあります。

無宗教葬の注意点

無宗教葬で気を付けなければならないのは、葬儀後の供養です。

仏式や神式で葬儀をした場合、その後の年忌法要(一周忌や三回忌など)や式年祭(一年祭や三年祭など)を通じて、継続的に故人さまを供養する場があります。

しかし、無宗教葬にすることで、葬儀においても、その後の供養においても宗教者の力を借りることができません。

「葬儀は無宗教でしたけど、心がどうしても落ち着かず、あとから法事を営んでもらった」という声も決して少なくはありません。

ですから、無宗教葬を実施する際には、家族でしっかりと話し合って、その方針を決めることが大切です。

おわりに

無宗教葬は、葬儀の進め方を宗教者に頼らない分、安心できる葬儀社選びが肝になります。東京都三鷹市や武蔵野市にお住まいの方で、無宗教葬をご検討の方は、まずは一度、AZUMA葬祭にご相談下さい。
私たちはAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルとしてみなさまのご相談やご質問に24時間・365日対応しております。葬儀の参列マナーについて分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。

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