12月に喪中になり喪中はがきが間に合わない、どうしたらいい

身内に不幸があった場合、年賀状のやり取りを控えるための「喪中はがき」を11月頃に差し出すのが慣例です。しかし12月に入って身内に不幸があった場合、今から喪中はがきを出しても間に合いません。このような時、どのように対応するべきなのでしょうか。
この記事では、喪中はがきがどういったものなのか、そして喪中はがきが間に合わなかったときの対応方法について解説します。

喪中はがきとは

喪中はがきとは、「年賀欠礼」とも呼ばれるもので、その年の年賀状のやり取りを控える旨を伝えるためのはがきです。身内に不幸があった場合、喪中期間は慶事を避けて喪に服すべきと考えられており、新年の到来を祝う年賀状も避けるのがならわしです。
そのため、相手が年賀状の準備をしだすであろう11月から12月上旬くらいまでに喪中はがきを送るのがマナーとされています。

間に合わなかったときは年明けに「寒中見舞い」を

しかし、葬儀はいつ起こるか分からないものです。万が一12月に入ってから葬儀が起きてしまった場合、どのように対応すればいいのでしょうか。

その場合は、新しい年を迎えてから、「寒中見舞い」としてハガキを送るのが良いとされています。その文面の中に、身内に不幸があった旨を書きます。

なお、寒中見舞いは、お正月があける1月8日から、節分の前日である2月2日までに贈るべきものとされているので、この期間を逸しないように気をつけましょう。ハガキも、年賀ハガキではなく、一般的なハガキを用います。

寒中見舞いの文例

もしも相手がこちらの不幸を知らずに年賀状を送付した場合、寒中見舞いは、次のようにして書きます。

寒中お見舞い申し上げます
年始のご挨拶を頂きありがとうございました
実は、父太郎が昨年12月に他界いたしました
本来は旧年中にお知らせ申し上げるべきところでしたが
年を越してのお知らせになってしまいましたこと
お詫び申し上げます
故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げます
また 厳寒の折柄ですので
皆様どうか御身体大切にお過ごしください

令和〇年一月
差出人住所・氏名

AZUMA葬祭は、三鷹市、武蔵野市を中心とした地域密着型の葬儀社です。葬祭のプロフェッショナルとしてみなさまのご相談やご質問に24時間・365日対応しております。疑問やお困りごとにございましたら、下記のお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。

お申し込みフォームはこちら
お電話:0120-66-5940(24時間・365日)

関連記事

  1. 葬儀での「心付け」とは何か?相場は?僧侶以外にも払うべき相手は

  2. コロナ禍での葬式で、親族はどこまで呼ぶべきか、事例や考え方

  3. 冬のお葬式 黒のコートが無い場合何色なら良いか。コートの素材はなんでも良いのか。

  4. 全額返金保証という葬儀屋さん どんな保証?本当に大丈夫?

  5. 親族が亡くなる前に確認しておきたい遺産相続の仕組み

  6. お盆にお供えする「精進料理」とは

カテゴリー

  1. 「相続登記」とは?どのような手続きを行うか

    2025.05.15

  2. ありがとうございました。(特に五十嵐さん)

    2025.05.07

  3. 「訃報連絡」はどのタイミングで行う?

    2025.05.07

  4. 「葬儀保険」のメリット、デメリットは?

    2025.04.30

  5. 一番わかりにくい、お布施、お礼の額を担当者から教えていただきよ…

    2025.04.27

  6. 葬儀後に行う手続きとは?

    2025.04.23

  7. 2025年5月11日(日)・17日(土)–もしも講座・事前相談会を開催…

    2025.04.21

  1. 宗教・宗派がわからないときの調べ方

    2018.05.29

  2. 海外旅行先で、不慮の事故で死亡したらどうしたらいいの?

    2018.05.29

  3. 神道のお葬式でお願いするのは、神主さん? 宮司さん? どっち?

    2018.05.29

  4. 意外と知らないお布施のマナー 包み方・金額・タイミング

    2018.03.02

  5. 失敗しない日本でのイスラム教徒の葬儀

    2018.02.23

  6. 孤独死・孤立死で困らないための準備とは? 障がいを抱えた子ども…

    2018.02.01