コロナ禍では、ソーシャルディスタンスが推奨されるようになりました。三密や県またぎの移動が起こりがちな葬儀において、どこまでの親戚の方をお呼びすればいいのでしょうか。
範囲や人数に決まりはない
まずはじめにお伝えしておくのは、お葬式にどこまでの人に来てもらうか、特に決まりはないということです。喪主の考え方や、親戚の方との関係性によって、事例は実にさまざまです。親、子、孫といった直系親族10名前後で行う小規模な家族葬もあれば、故人の兄弟姉妹、おじおば、おいめい、いとこなどの傍系親族も呼んで、数十名になることもあります。
コロナ禍の参列は状況を見て判断
コロナ禍において、喪主はどこまでの人に声をかけるべきか、悩ましいところです。
新型コロナウイルスの感染状況は、日によって刻々と変化しています。一時期は収まりを見せていたものの、2022年8月にはいわゆる「第7波」が猛威を振るい、この記事を書いている2022年9月5日時点もいまだに収束する兆しを見せません。
社会がコロナに慣れてきた。重症化を抑えることができている。以上のことから、緊急事態宣言が発令されるようなことは見られなくなり、感染防止に努めつつも、平常通りの社会活動が行われています。そのため、参列する、しないの判断は、社会的な通年よりも個々人の判断に任せられているのが実情です。
迷った方はお呼びする
どこまでの人に声をかけるかという問題は、実はコロナ禍、家族葬が主流になった頃から喪主の頭を悩ませてきました。「どうして教えてくれなかったの」とあとから苦言を呈される可能性があるからです。
もしも故人が、そして声をかけるべきかどうか迷っている相手の方が「最期に会いたい」と思う人であれば、まずは喪主側からお呼びするのがいいでしょう。その上で、新型コロナウイルスのことも含めて、参列するしないの判断を相手に委ねましょう。
目安は2親等まで
以上のことをふまえた上で、あえて目安を示すならば、2親等までがコロナ禍における家族葬の参列の範囲といえます。
0親等 故人の配偶者
1親等 故人の親、子
2親等 故人の祖父母、孫、兄弟姉妹
これをひとつの目安として、声掛けをするしないを考えてみてはいかがでしょうか?
私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルです。また、お葬式の施行時も、新型コロナウイルス感染拡大防止対策に万全を期しています。お葬式について、不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。