5月と言えばゴールデンウィーク。年末年始やお盆と並ぶ大型連休です。遠方への旅行や故郷への帰省などをする人が少なくありませんが、ゴールデンウィークに葬儀はできるのでしょうか。
「ゴールデンウィークは、葬儀会館や火葬場は空いているの?」
「ゴールデンウィークには予定が入っている。急なお葬式に対応できない」
…などと、疑問や不安をお持ちの方は、ぜひとも最後まで読み進めてみて下さい。
ゴールデンウィークの葬儀は可能
結論から言うと、ゴールデンウィークでも葬儀は可能です。人はいつ亡くなるか分かりません。葬儀社や火葬場やお寺は、基本的にはどのような時にでもお葬式や火葬の対応ができるよう態勢を整えています。
葬儀会館や火葬場の休業日は原則友引の日と年末年始だけです(地域によっては友引でも稼働しているところもあります)。友引にかからなければ、ゴールデンウィークであっても葬儀は可能なのです。
ゴールデンウィークの葬儀の注意点
ただし、ゴールデンウィークの葬儀は、通常時と比べていくつか注意しなければならない点があります。
菩提寺の予定が合わない
ゴールデンウィークはお寺にとっても忙しい時期です。お寺の法要や檀家の法事を、人が集まりやすいゴールデンウィーク中に執り行うケースが少なくないからです。
こちらが希望する日程と、菩提寺の都合が合わない可能性があることを念頭に入れておきましょう。
親族や参列者が集まりにくい
大型連休にさまざまな予定を入れている場合、急な葬儀に対応できないケースも考えられます。大型連休ですから、海外への旅行や故郷への帰省をして葬儀会場にすぐに駆けつけられない。中高生の部活動やさまざまなイベントなど、どうしてもそちらを優先しなければならない。こうしたこともあるでしょう。
交通網が混雑している
ゴールデンウィークの期間中は、高速道路は渋滞しがちで、新幹線や飛行機も通常よりも激しい混雑が予想されます。仮に遠方から葬儀に駆けつけようとしても、スムーズに移動できないかもしれません。
銀行や役所が休業日
葬儀前後には、葬儀社への支払い、お寺へのお布施、病院への入院費の支払いなどと出費が増えます。銀行窓口は休業となっているので、当面必要なお金はATMから引き出しておきましょう。また、連休中は役所も休みとなりますが、死亡届は休日窓口が受理してくれます。
役所は休日夜間窓口が空いている
「ゴールデンウィークだと、役所が休みで死亡届が出せないのでは?」と不安になる方もいるかと思いますが、その点は大丈夫です。役所には休日夜間窓口があり、死亡届の受理と火葬許可証の発行に関しては24時間365日対応してくれます。
ただし、その場で戸籍の確認ができないので、住所や本籍の記載に間違いがあれば、後日訂正のために役所まで出向かなければなりません。
連休後に葬儀を行う、という考え方もある
お葬式はすぐにしなくてはならないというものではありません。状況によっては、全員の都合が揃う連休が明けてから葬儀を行う、という考え方も残しておきましょう。
強引に葬儀を執り行うことであとからお寺や親族とトラブルになるというようなことも充分に考えられます。
自宅で遺体を安置する際はドライアイスの使用が一般的です。わたしたちAZUMA葬祭では、ゴールデンウィークのような汗ばむ季節には、ドライアイスの交換に毎日出向きます。また、お客様にもエアコンのご協力をいただき、室内の温度を適切に保っていただきます。
もしもご自宅にご安置できないという方は、葬儀社や火葬場が保有する施設にて、ご遺体をお預かります。
ドライアイスにせよご遺体のお預かりにせよ、追加料金が発生するものの、ご遺体を適切に保管できるため、安心できます。
それでも長期間の遺体の安置に不安がある場合、「エンバーミング」という選択肢も考えられます。これは、薬液を用いて遺体を保存する処置のことで、長期間にわたってご遺体の状態を生前の自然なお姿のまま維持することが可能になります。
このように、最近ではドライアイスやエンバーミングなど、遺体の保全技術も格段に向上しています。連休後の葬儀を検討する上で、ご遺体の保全状態が気になる場合は、このような選択肢の中から、お葬式に関わるすべての人が納得できる形を選びたいものです。
いかがでしたでしょうか。葬儀はいつ発生するか分からないものです。ゴールデンウィーク中のご葬儀でお悩みの方、疑問をお持ちの方は、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルとして、お客様の想いに寄り添ってご相談にお答えします。不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
お申し込みフォームはこちら
お電話:0120-66-5940(24時間・365日)