余命宣告とは、医師から患者があとどれくらいの期間を生きられるかを告げられることです。宣告を受けた患者や家族は、残りの期間をどう過ごすかと同時に、いざ息を引き取ったあとにどのように葬儀や供養をすべきかを考えなければなりません。
大変過酷な時だからこそ、余命宣告を受けた家族がすべきこと、準備すべきことの概略を知っていてほしいと思います。微力ながら、この記事が参考になれば幸いです。
治療の方針を考える
余命が数か月と告げられたら、その後の治療をどうするか、患者、家族、そして医師の三者で納得いく選択をしましょう。完治を目指す、延命治療を行う、緩和ケアを行う、これらの選択肢のどれを選ぶかは病状や本人の意思によってさまざまです。
余命宣告にショックを受けるかもしれませんが、自分たちだけで抱え込まず、周囲の人たちの支えを借りながら、現実的に前を向いて、残りの期間を少しでも明るく過ごすことが理想です。
また、宣告された余命期間がすべて的確かというとそうでもありません。余命数か月と言われて数年生きられたという方も少なくありません。まずはいまを確実に過ごし、そして未来を見据えていきたいものです。
したいことをさせて、会いたい人に会わせる
もしもやり残したことがあるのなら、可能な限りそれを叶えておきましょう。したいことができなかった、会いたい人に会えなかったという後悔を残さないことが大切です。
もちろん体調はすぐれないはずですので、あくまでも無理のない範囲で。会いたい人に直接会えなくても、手紙や電話などで連絡を取るだけでもまずは充分です。
保険の内容の確認
これからの治療や、死亡後の葬儀や供養などでは多額の出費がかさみます。そんな経済的な負担を支えてくれるのが医療保険や生命保険です。もしもの時に備えて、早めに保険会社に連絡して契約の内容の確認をしておきましょう。
相続の準備
家族間で相続のトラブルとならないよう、患者本人とやりとりができるうちに相続について話しておくのも大事なことです。どれくらいの財産があるか、それらを誰に相続させたいかの意思を確認しておきましょう。
葬儀の準備
万が一の事が起きた時、家族は想像以上にあわただしい想いをします。大切な方との死別の悲しみだけでなく、葬儀社との打ち合わせ、寺院とのやり取り、関係者への連絡などと、しなければならないことがたくさんあるからです。まずは葬儀の形式、規模、予算などを考慮して、葬儀社に事前相談しておくことをおすすめします。いざという時にしなければならないことや葬儀の流れを把握しておくだけで、心理的な負担は大きく軽減されることでしょう。また、可能であれば複数の葬儀社から見積もりを取ることをおすすめします。
余命宣告を受けて、これから何をしなければならないか分からずに不安な時は、どうぞ私たちにご相談ください。私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルとして、お客様の想いに寄り添ってご相談にお答えします。不安に思うことや分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。