お悔やみメールの文例 挨拶やことばのマナー返信例文まで

携帯電話やスマートフォンが普及し、日常的なやりとりをメールやSNSで行うことが一般的となりました。葬儀の現場においても例外ではありません。急な訃報の連絡に、そしてそれに対してお悔やみの言葉を伝えるのに便利なツールとして用いられています。
連絡のスピードが速く、文字情報なので伝達に間違いがなく、その上で普段使いなれているコミュニケーションツールですから、違和感なく選ばれているのでしょう。
日常的にメールなどでやり取りをしている関係性であれば、お悔やみをメールで伝えても何ら失礼には当たりません。しかし、相手によってはメールやSNSでの連絡が失礼になりかねないこともあります。
お悔やみメールはどのような点に気をつければいいのでしょうか。そのポイントをまとめました。

メールやSNSを避けた方がいい相手

本来であれば、訃報に対してのお悔やみは、次の3つが正式なマナーと考えられます。

●葬儀会場に駆けつけて、直接お悔やみを述べる
●駆けつけられない場合は手紙や電報を出す

メールやSNSは、直接の会話や手紙、電報などと比べるとどうしても軽い印象を与えてしまいます。身内の不幸という重大な状況に置かれている相手に対して、不快感を与えかねません。

メールやSNSを利用すべきかどうかは、相手との関係性やその時の状況(相手がメールでのやりとりを好んでいる。慌ただしくされていそうだからあえてメールの方が相手のためになるなど)を考慮して判断しましょう。

一般的には、次のように分類されます。

▶メールやSNSでお悔やみを述べて良い相手
●親しい親族
●親しい友人
●親しい上司・同僚
●親しい仕事の取引先

▶メールやSNSを避けるべき相手
●丁寧に対応すべき親族
●知人・ご近所関係
●丁寧に対応すべき上司・同僚
●関係性がそこまで濃くない仕事の取引先

お悔やみは簡潔に済ますことを意識する

お悔やみの言葉は簡潔に伝えるよう意識しましょう。
相手は、ただでさえ葬儀などであわただしく、さまざまな方面への対応に追われていることが予想されます。
まずは簡潔にお悔やみを述べ、「哀悼の意を表します」「あなたのことを思っています」「できることがあればいつでも力になります」と、相手の気持ちに寄り添うような姿勢が望ましいでしょう。

避けるべき「忌み言葉」を使わない

お悔やみで気をつけなければならないのが忌み言葉です。不吉な言葉(苦しみ、消える、浮かばれない)や、重ね言葉・繰り返し言葉(再び、ますます、重ね重ね)などは使わないようにしましょう。

相手に負担をかけない

身内に不幸があったばかりでは、精神的にとてもデリケートな状態にあります。相手を慰める、いたわるつもりでお悔やみを述べたものが、逆に相手の負担にならないような配慮が求められます。
亡くなった理由を詮索するのは避けるべきでしょう。
また、相手に「返信しなくては」と思わせない方がいいでしょうし、こちらの想いを一方的に伝えるような内容も避けましょう。

お悔やみの文例(友人あて)

お父様のご逝去を知り、とても驚いています。まずはお悔やみ申し上げます。
遠方のため、駆けつけてあげられず申し訳ありません。
今は突然のことで何も考えられないとは思うけど、まずはお父様に寄り添ってあげたらいいと思います。そして佐藤さんもご無理をされず、お身体に気を付けて下さい。
力になりたいと思っています。何かあったらいつでも連絡くださいね。
最後に、お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

お悔やみの文例(上司・同僚あて)

このたびは奥様のご逝去の報に接し、大変驚いています。心からお悔やみ申し上げます。
悲しみもいかばかりかと思いますが、どうぞお力を落とされないよう、ご自愛下さい。
仕事の方は私たちに任せていただき、いまは奥様に向き合っていただければと思います。もしも私たちにできることがあれば、微力ではありますがお力になれればと存じます。いつでも連絡してください。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

訃報の連絡に返信する文例

突然のご訃報、心底驚いています。また、大変な時にご連絡を頂き、本当にありがとうございます。まずは気を落とされないようにご自愛下さいませ。できることがありましたらご遠慮なく連絡してください。心よりご冥福をお祈りいたします。

いかがでしたでしょうか。メールやSNSを利用すべきかどうかは、相手との関係性を考慮して考えましょう。文面に関しても、プライベートな要素の強いツールだからこそ、相手との普段のやり取りに準じて、その中でも相手をいたわる丁寧な言葉を選びましょう。

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