喪中時の正月の過ごし方

「今年は喪中。正月はどのように過ごしたらいいの?」
「神社に参拝しちゃダメって、本当?」
「正月飾りは?おせちは?お年玉は?」

など、喪中のお正月の過ごし方に関して疑問に持たれていませんか?

こんにちは。創業59年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。

喪中には、お祝い事を控えるべきとされていますが、お祝い事ばかりのお正月をどのように過ごせばいいのでしょうか。
この記事では、喪中時のお正月の過ごし方や考え方について、解説いたします。

忌中と喪中

まずはじめに、「忌中」と「喪中」の違いについて確認しておきましょう。
忌中や喪中という考え方は、明治政府による「服忌令」がもととなっています。父母を失った場合の忌日数は50日、喪日数は13か月とされていました。これが転じて、いまでは忌中や喪中は次のように考えられています。

「忌中」とはお葬式から四十九日までのことを指します。仏教では四十九日を経て人は新たな世界に生まれ変わる、あるいは仏となると考えられています。そのため遺族は忌中は物忌みをして、故人の供養に専念します。

「喪中」とは一周忌までのことを指します。この期間は慎んで行動することが求められます。ですから、お祝い事などには極力参加すべきでないとされています。

現代において、葬儀を終えるとおのおののタイミングで、会社や学校などの社会活動に復帰してよいとされていますが、一方で、初詣や年賀状などのお正月行事を慎む風習は、いまでも根強く残っています。

喪中の正月の過ごし方

喪中のお正月は、初詣や年賀状など、避けた方がいいとされることがありますが、なぜそれを避けた方がいいのか、その意味を考えることが大切です。

喪中期間は、大切な人を失って間もない時期です。悲しみや戸惑いが癒えていないかもしれません。喪中に、静かに、慎ましやかに過ごすのは、一方で自分自身をいたわり、心を癒すことにつながるとも考えられます。

むりやり世間と合わせて社会行事に参加するのではなく、喪中の正月期間を身体や心を落ち着かせる期間にすることできますし、きっとかつての忌中や喪中という風習には、そうした意味が込められていたのではないかと思います。

その上で、喪中の正月の過ごし方をそれぞれ考えてみましょう。

初詣

神道では、死を穢れと考えていることから、喪中の神社への参拝は控えた方がよいとされています。
実際に複数の神社に問い合わせてみると、死後50日を過ぎていれば構わないとの回答をいただきました。一方、仏教では死を穢れとする考えはありませんからお寺への初詣は何ら問題ありません。

ただ、慎ましやかに過ごすという意味においては、参拝を控えておくのが賢明です。もしも参拝するのであれば、祝賀ムードに流されることなく、心静かに神仏に対して礼拝することが大切でしょう。

お正月飾り

門松、しめ縄、鏡餅などのお正月飾りは、神さまをわが家に迎え入れるための風習です。神社への参拝同様、慎ましやかに過ごすという意味においては、お正月飾りを控えておくのが賢明でしょう。

年賀状・喪中はがき

年賀状のやり取りは相手がいる事なので、マナーを守ることが大切です。喪中の家は年賀状を出さないのが基本ですが、その代わり年賀状を出せないことを伝える「喪中はがき」(「年賀欠礼」とも呼ぶ)を出します。喪中はがきは、年賀状の準備をし始めるころには相手に届くよう、11月~12月上旬までに出します。

おせち料理

おせち料理は本来、新年を祝う特別な料理であり、華やかさや長寿祈願などの意味が込められています。そのため喪中には控えるご家庭が多いです。ただし、食事そのものを避ける必要はありません。お雑煮や普段通りの家庭料理に置き換えることで、静かに新しい年を迎えることができます。形式よりも、家族の気持ちに寄り添うことが大切です。

お年玉

喪中でも、子どもの成長を思う気持ちまで慎む必要はありません。お年玉を渡すこと自体は問題ないでしょう。

ただしお年玉袋は派手な柄は避けてもいいかもしれません。その時に「喪中の時は、慎ましやかに過ごすんだよ」ということを教育するいい機会にもなります。

「あけましておめでとう」とは言わずに「今年も元気に大きくなるんだよ」といったことばをかけたらよいでしょう。地域差や家族の考えが分かれるため、事前に親族間で相談し、喪中は見送る判断も一案です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。祝賀ムードに包まれるお正月ですが、喪中の時には静かにゆっくりと、故人さまと新年を迎えるのもよいかもしれません。

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