葬儀の参列できない時の弔意の示し方の1つに弔電があります。
弔電は、NTTをはじめ、いくつかの会社があり、電話やインターネットから申し込めます。日中に申し込めばその日のうちに届けてくれるので、急な葬儀で弔意を示すのに、弔電は最適な方法の1つです。
弔電の文面
弔電の文面はどのようにしたらいいのかと、お悩みの方もいることでしょう。
しかし弔電にはたくさんの定型文があるため、その中から故人や喪主にふさわしいものを選べばよいでしょう。葬儀は粛々と執り行われるものなので、親族や仕事での関係の場合、弔電も端的に読み上げられるものが好まれるようです。もちろん、故人が友人や知人で、個人的な関係が強い場合には、自分自身で文章を作ることで、より弔意を伝えられるでしょう。以下、シーン別による例文をまとめました。
弔電の例文1 一般的な弔電
- ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
- ○○様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
- 突然の悲報に接し、驚いております。ご生前のお姿をお偲びし、悲しみにたえません。安らかな旅立ちでありますよう、心よりお祈り申し上げます。
ここにあげたのは、弔意を端的に示したどのような場面でも用いられるものです。
弔電の例文2 敬称が入る弔電
- ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈りいたします。
- ご母堂様ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
- ご主人様のご急逝の報に接し、大変驚いております。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
- ご子息様の突然のお旅立ち、ご家族の皆様のお悲しみいかばかりかと、拝察申し上げます。謹んでご冥福をお祈りいたします。
喪主と故人の続柄に踏む込んだ文章にすることで、より弔意に深みが増します。弔電では主に次のような敬称が用いられます。
「ご尊父様」故人が受取人の実父
「ご母堂様」故人が受取人の実母
「ご主人様」故人が受取人の夫
「ご令室様」故人が受取人の妻
「ご子息様」故人が受取人の息子
「ご令嬢様」故人が受取人の娘
弔電の例文3 取引先に送る弔電
仕事関係の方が亡くなった葬儀では、差出人は会社名や代表者名で送るのが一般的です。
- 会長様のご逝去の報に接し、ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。
- 貴社社長様のご訃報に社員一同、驚愕しております。ご功労に敬意を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
- ○○様のご永眠の報を承り、弊社社員一同、大変驚いております。在りし日のご活躍、ご功績に敬意を表しますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
※弔電の例文はハート電報のサイトより引用させていただきました。
https://www.heart-denpo.com/manual-qa/manual/condolence-example.php