故人さまがご逝去された後、お葬式を迎える日まで、ご遺体をどこかに安置する必要があります。かつては自宅に連れて帰ることが当たり前でしたが、近年はさまざまな理由で、自宅に連れて帰らずに、専用の施設に預けるという人も少なくありません。
故人さまを自宅に連れて帰るには、どのようなメリットとデメリットがあるのかを、詳しく解説いたします。
自宅安置のメリット
まずは、故人さまをご自宅に安置することのメリットについて考えてみましょう。
故人さまの願いに応える
自宅安置の何よりのメリットは、住み慣れたわが家に帰ることの満足感です。多くの方は「最後は自宅で息を引き取りたい」と願いつつも、8割以上の方が病院や施設でお亡くなりになっています。だからこそ、せめて自宅に安置することで、故人さまの願いの一端に応えることができます。
最後の時間をゆっくりと過ごせる
また、自宅に安置することで、家族も最後のお別れの時間をゆっくりと過ごせますし、ご縁のあった方々(友人、知人、近所の方、菩提寺など)にお参りしてもらうことも可能です。
費用負担の軽減
安置施設を利用する場合、一日当たりで施設の利用料が発生しますが、自宅安置の場合はこうした費用がかかりません。
自宅安置のデメリット
一方で、自宅安置をすることによるデメリットにも触れておきましょう。
近隣の人に知られること
もしも家族葬で行い、近隣の人に身内の不幸を知られたくないのであれば、ご自宅への安置を控えておきましょう。故人さまの搬入と搬出だけでなく、親戚などの出入りがあることで、近隣の人たちに知られてしまう可能性があります。
ご遺体保全の心配
最近では、火葬場が空くまで一週間近く待たなくてはならないケースも少なくありません。ご遺体の保全を第一に考えた場合、専用施設を利用した方がよい面もあります。ご自宅への安置だと、葬儀社によるドライアイスと自宅での空調管理でご遺体の保全に努めますが、専用施設には冷蔵施設もあるため、遺体の劣化をより確実に遅らせることができるでしょう。
物理的に自宅に安置できない
住宅事情によって、物理的に自宅に安置できないこともあります。
●部屋の広さの問題
遺体を安置するには、最低でも畳2枚分(故人さまのお布団と枕飾りの設置)が必要となりますし、玄関からお部屋までの導線も確保されなければなりません。
●自宅までの導線の問題
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、エレベーターがあるかないか、エレベーターがあったとしても、トランクスペース(ストレッチャーなどの運搬スペース確保のための空間)があるかないかによって、自宅までご遺体を運び入れられるかどうかが変わります。
故人さまとの最後の時間を共に過ごしたい。ご遺体を可能な限り良い状態で保っていたいなど、お客様によってご安置の希望はさまざまです。
AZUMA葬祭は、お客様のご希望に沿って、ご自宅安置、施設での安置の双方に対応していますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルとしてみなさまのご相談やご質問に24時間・365日対応しております。葬儀について分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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