「四十九日ってどんな意味があるの?」
「法要の準備や費用はどのくらい必要なの?」
この記事は、四十九日法要について疑問をお持ちの方に向けて書かれています。
こんにちは。東京都三鷹市で創業59年、7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。
四十九日法要は、葬儀が終わったあとに営まれる最も大切な法要のひとつです。この記事では、四十九日法要の意味や準備、費用について分かりやすく解説していきます。
四十九日法要とは
「四十九日(しじゅうくにち)」とは、故人が亡くなってから49日目にあたる日に営まれる法要のことです。
お寺や自宅などに家族・親戚が集まり、僧侶に読経をいただき、参列者全員で故人さまを偲びます。
仏教では、人は亡くなるとすぐに成仏するのではなく、七日ごとに故人の魂が裁きを受け、次の世界へ向かうとされています。そのため、葬儀後は初七日、二七日、三七日……と七日ごとに法要が営まれてきました。
特に49日目にあたる「七七日(なななぬか)」は、故人が成仏できるかどうかの大きな節目と考えられてきました。このため、四十九日は「忌明け(きあけ)」とも呼ばれ、遺族や親族が集まって供養をする重要な日なのです。
また、仏教では七日ごとにご縁のある仏さまが故人を導くとされています。
初七日(7日目):不動明王
二七日(14日目):釈迦如来
三七日(21日目):文殊菩薩
四七日(28日目):普賢菩薩
五七日(35日目):地蔵菩薩
六七日(42日目):弥勒菩薩
七七日(49日目):薬師如来
こうした背景から、四十九日法要は故人を弔うだけでなく、遺族が新たな日常へ一歩を踏み出すための大切な区切りの行事でもあります。
四十九日法要までに準備すべきこと、もの
四十九日法要を迎えるにあたって、いくつか準備が必要です。
●寺院への依頼・日程の調整
家族と寺院の都合を調整して、法要の日程を決めます。ご逝去から49日目が平日の場合、親族の都合を考慮して手前の土日祝日に行うケースが多いです。
●会場の手配
法要の会場は、お寺、自宅、斎場のいずれかです。場所によって早めの予約が必要です。
●位牌と仏壇の準備
四十九日を目安に「本位牌」を用意します。四十九日法要は、葬儀で用いた「白木位牌」から「本位牌」に故人さまの魂を移し替える大切な儀式です。そのため、多くの宗派では位牌の準備が欠かせません。(浄土真宗など、位牌が不要の宗派もあります)。
また、仏壇がない方はあわせて仏壇も検討しましょう。
●お墓の準備(納骨)
四十九日に合わせて納骨を行う場合、墓石の手入れ、文字彫刻、納骨の段取りを石材店に相談しましょう。
●引き出物(返礼品)の手配
ご参列いただいた方へのお礼として、2千円〜5千円程度の品物を用意するのが目安です。お茶や菓子折り、日用品、カタログギフトなどが定番です。
四十九日法要で必要な費用
四十九日法要にかかる費用は、大きく以下のように分けられます。
●僧侶へのお布施
3万円〜5万円程度が相場。お車代や御膳料を別途包む場合もあります。
●会食費用
1人あたり5千円〜1万円程度。人数によって変動します。
●引き出物(返礼品)
1世帯あたり2千〜5千円程度。
●納骨費用(行う場合)
文字彫刻には5万円前後、納骨サポートには2万円程度が目安です。
おわりに
四十九日法要は、故人が成仏へと旅立つ節目であり、遺族にとっても「忌明け」となる大切な行事です。準備や費用について不安を感じる方も多いですが、ひとつひとつ整理して進めていけば安心です。
株式会社AZUMA・東葬祭では、四十九日法要の準備から当日のサポートまで、丁寧にお手伝いしております。ご不明な点やご相談があれば、どうぞお気軽にお声かけください。
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