「いまから喪中はがきを出しても間に合わない。どうしたらいい?」
「寒中見舞いにしたらよいって聞いたけど、寒中見舞いって何?」
「相手からの年賀状が届いてしまった。どう対応したらいい?」
このようなお悩みをお持ちの方にお届けします。
こんにちは。創業59年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。
身内に不幸があった場合、年賀状のやり取りを控えるための「喪中はがき」を11月頃に差し出すのが慣例です。しかし12月に入って身内に不幸があった場合、今から喪中はがきを出しても間に合いません。このような時、どのように対応するべきなのでしょうか。
この記事では、喪中はがきがどういったものなのか、そして喪中はがきが間に合わなかったときの対応方法について解説します。
喪中はがきとは
喪中はがきとは、「年賀欠礼」とも呼ばれるもので、その年の年賀状のやり取りを控える旨を伝えるためのはがきです。身内に不幸があった場合、喪中期間は慶事を避けて喪に服すべきと考えられており、新年の到来を祝う年賀状も避けるのがならわしです。
そのため、相手が年賀状の準備をしだすであろう11月から12月上旬くらいまでに喪中はがきを送るのがマナーとされています。
間に合わなかったときは年明けに「寒中見舞い」を
しかし、葬儀はいつ起こるか分からないものです。万が一12月に入ってから葬儀が起きてしまった場合、どのように対応すればいいのでしょうか。
その場合は、新しい年を迎えてから、「寒中見舞い」としてハガキを送るのが良いとされています。その文面の中に、身内に不幸があった旨を書きます。
なお、寒中見舞いは、お正月があける1月8日から、節分の前日である2月2日までに贈るべきものとされているので、この期間を逸しないように気をつけましょう。ハガキも、年賀ハガキではなく、一般的なハガキを用います。
電話やメールで先に伝えてもOK
喪中はがきが間に合わなかった場合、特に親戚や親しい友人には、年末年始を迎える前に電話やメールで直接伝えておくと安心です。
簡潔に「このたび身内に不幸があり、新年のご挨拶を控えております」とお伝えするだけで十分です。形式ばった文章にこだわらず、相手に配慮を込めて伝えることが大切です。
はがきでの正式な連絡に先んじて、直接のやり取りで思いを伝えることは、かえって誠意を示すことにもつながります。
急な不幸で準備できなかった場合の心構え
12月に入ってから急な不幸があり、喪中はがきを準備できなかった…というケースも珍しくありません。
その場合、「もう遅いから失礼になるのでは」と不安になる方も多いですが、慌てる必要はありません。
大切なのは「遅れてでも誠意を込めて伝えること」です。年が明けてから寒中見舞いでお知らせすれば十分に礼を尽くすことができます。
喪中はがきが出せなかったからといって無礼になることはなく、むしろ突然の悲しみの中で精一杯対応していることを相手も理解してくれます。
まずは気持ちを落ち着けて、できるタイミングで誠実に伝えればよいのです。
年賀状が届いてしまった時の対応
喪中はがきが間に合わず、相手から年賀状が届いてしまうことも少なくありません。その時に返事をせず放置してしまうと、かえって失礼になりかねません。
基本的には「寒中見舞い」で返すのが適切です。寒中見舞いの中で、年賀状をいただいたことへの感謝と、身内の不幸で年賀状を出せなかった旨を伝えれば十分です。
出す時期は松の内が明けた1月8日から2月2日頃までが目安です。形式にこだわるよりも、相手の心遣いに丁寧に応える姿勢を大切にしましょう。
寒中見舞いの文例
もしも相手がこちらの不幸を知らずに年賀状を送付した場合、寒中見舞いは、次のようにして書きます。
寒中お見舞い申し上げます
年始のご挨拶を頂きありがとうございました
実は、父太郎が昨年12月に他界いたしました
本来は旧年中にお知らせ申し上げるべきところでしたが
年を越してのお知らせになってしまいましたこと
お詫び申し上げます
故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げます
また 厳寒の折柄ですので
皆様どうか御身体大切にお過ごしください
令和〇年一月
差出人住所・氏名
おわりに
いかがでしたでしょうか。
喪中はがきは、今年わが家に不幸があったことを相手に知らせるためのものですが、どうしてもはがきを出すのが間に合わなかったり、年の瀬に葬儀が合って間に合わなかったりと言うことも少なくありません。そんな時は、その時の状況を誠実に相手に伝えましょう。
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