6月から7月にかけての梅雨の季節は、予定していた葬儀にもさまざまな影響を与えます。この記事では梅雨の季節の葬儀の参列マナーについて、その際の注意点や心構えについて解説します。
梅雨時の葬儀の特徴
一年の中でも特に湿度が高く、雨が降りやすいこの時期、葬儀を行う上でもさまざまな面で特殊な配慮が必要となります。雨による交通の混乱、雨具の準備、葬儀会場の湿度対策や体調管理、などです。
余裕のある移動を
雨天時には道路が渋滞しがちなため、予定通りに会場に到着できないこともあるでしょう。また、公共交通機関を利用する場合、最寄りの駅やバス停から歩く際にも足元がおぼつかなくなります。基本的な対策として、出発時間を早めて余裕のある行動をとる、タクシーを利用するなどしましょう。
雨具の準備
雨具の準備は必須です。多くの方は傘をさして来場しますが、葬儀の際は黒の傘を用いるのが基本ですから、いざという時のために、黒の傘を一本用意しておくと安心です。その他、急な雨に見舞われた場合、近くのコンビニなどで傘を買うという人も少なくありません。その際、白の傘や透明のビニール傘も許容の範囲内です。
また、男性は革靴を履きますが、防水スプレーや革靴用の撥水クリームを施しておくことをおすすめします。レインコートや長靴の着用も構いませんが、会場に入る前に履き替えなければならないので、状況に合わせて検討しましょう。
冷房対策や体調管理
葬儀会場では湿度対策として冷房をつけることが少なくありません。雨に濡れた身体が極度に冷えることで、体調を崩してしまうので、身体を拭くためのタオルなどを用意しておきましょう。また、親族であれば控室での着替えが可能です。ワイシャツ、ブラウス、肌着、靴下などの替えを持っていくことで、体調を整えられます。
まとめ
梅雨の季節の葬儀は、さまざまな困難が伴いますが、それでもなお、故人への敬意を持って最後のお別れの時間に臨みたいものです。雨具の準備や交通対策、体調管理など、事前の準備をきちんと整えておくことで、きっと心を込めて故人を送り出すことができるでしょう。
天から降り注がれる涙雨のもとで、故人様との最後のお別れの時間をお過ごし下さい。
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