親族が亡くなる前に確認しておきたい遺産相続の仕組み

相続手続きはとても複雑で、手続きのためには数多くの書類を用意しなければなりません。この記事では、煩雑な相続手続きについて、まずはその仕組みを、3つのポイントを中心にご紹介します。
すこしでもあなたが遺産相続について理解してくださり、相続手続きの負担が軽減できれば幸いです。

遺産相続とは

遺産相続とは、亡くなった方の遺産を次の世代に受け継ぐことです。この資産を誰が受け継ぐかは法律で決められています。人の資産は、その所有者が亡くなるとただちに遺産となり、しかるべき人たちに分割相続されるのです。

相続 3つの基礎知識

この記事では、相続について、もっとも基本的なことを3つほど確認します。

■相続財産はなに?
相続財産はお金に換えられるものが対象になります。現金、預貯金、不動産などがこれにあたります。また、借金などの負債や権利義務(家賃の支払い義務など)も相続の対象です。一方、仏壇やお墓などの先祖を祀るための資産は「祭祀財産」と呼ばれ、慣例にならって祭祀承継者を1人立てるのが一般的です。


■誰が相続する?
相続権のある人のことを「法定相続人」と呼びます。法定相続人には順序がありますが、亡くなった人に配偶者がいれば必ず法定相続人になります。以下、次の順序で定められています。


第1順位 子供
子供には、養子縁組の養子、別れた妻や夫との間の子も含まれます。
第2順位 親
両親とも健在であればふたりが、片方が亡くなっていれば片親が、ふたりとも亡くなっていて祖父母が健在であれば祖父母が相続人となります。
第3順位 兄弟姉妹
子供や親がいない場合は兄弟姉妹が相続人になります。兄弟姉妹が亡くなっていて子供がいる場合は甥や姪が相続します。こうした法定相続人以外にも財産を渡したいと思う場合は、遺言書を作成しておきます。ただし、法いて相続人には「遺留分」の権利があり、最低限の遺産の取り分が認められています。


どういう割合で分割する?
遺産分割の割合のことを「法定相続分」と言いますが、法定相続分は次のように定められています。

相続順位
第1順位 子供
子供がいる場合
配偶者 2分の1 子供 2分の1を
人数で分割します
第2順位 親
子供がおらず親がいる場合
配偶者 3分の2 父母など 3分の1を
人数で分割します
第3順位 兄弟姉妹
子や親がおらず兄弟姉妹がいる場合
配偶者 4分の3 兄弟姉妹 4分の1を
人数で分割します

遺産分割の際は遺産分割協議書を作成し、相続人全員が参加します。なにかとトラブルになりがちな遺産分割。遺産分割調停には、弁護士に相談することをおすすめします。

関連記事

  1. 葬儀後の手続き ほっと一息ついても怠ると大変

  2. お彼岸(ひがん)って何? なぜ、ぼた餅やおはぎをお供えするの?

  3. 死亡届と死亡診断書の書き方と手続き 提出先と期限について  

  4. 喪中ハガキはいつどうやって出すの?時期と書き方の例文など

  5. お墓の土地って買うんじゃないんだ。 お墓を借りられる「永代使用」について

  6. あなたは知ってる?神棚の意味合い。あなたの会社にも必要!?

カテゴリー

  1. 身寄りのない方のお葬式はどうやってやればいいの?

    2020.04.07

  2. 今、家族葬が選ばれる理由 知っておきたいメリットとデメリット

    2020.03.30

  3. 東京の葬儀の平均価格は? 気になる相場 私のお葬式高いの安いの

    2020.03.19

  4. 霊園と墓地の違い メリットとデメリットを比較

    2020.03.17

  5. 神道のお葬式の方法 場所はお寺でもいいの?相場どれぐらいなの?

    2020.03.10

  6. 誰もが「いい葬儀」を実現するために、だまされない3つの方法

    2020.03.04

  7. 介護の心配で悩む前に備えておきたい負担軽減法

    2020.03.01

  1. 宗教・宗派がわからないときの調べ方

    2018.05.29

  2. 海外旅行先で、不慮の事故で死亡したらどうしたらいいの?

    2018.05.29

  3. 神道のお葬式でお願いするのは、神主さん? 宮司さん? どっち?

    2018.05.29

  4. 意外と知らないお布施のマナー 包み方・金額・タイミング

    2018.03.02

  5. 失敗しない日本でのイスラム教徒の葬儀

    2018.02.23

  6. 孤独死・孤立死で困らないための準備とは? 障がいを抱えた子ども…

    2018.02.01