「今年は葬儀があった。何親等までが喪中なの?」
「喪中はがきはいつまでに出すべき?」
このように、喪中を迎えたご家族で、喪中はがきについてお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
こんにちは。東京都三鷹市で創業59年、7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。
喪中はがきは、年賀状をやりとりしている相手に対して、この1年間に身内に不幸があったために、今年に限っては新年のあいさつを控えることを伝えるためのものです。
また、家族葬が多い昨今では、喪中はがきを通じて故人の死を知らせるケースも少なくありません。
この記事では、そもそも喪中とはどこまでの範囲なのか、いつまでに送るべきか、タイミングが遅れてしまった際の対応方法など、喪中はがきに関する基本的なルールとマナーについて説明します。
喪中とは何か?
喪中とは、家族や親しい人が亡くなった際の喪に服する期間を指します。この期間中、遺族は身を慎み、晴れやかな場所に出向くのを避けるべきとされています。初詣の参詣や、年賀状のやり取りを控えるのはそのためです。
こちらの不幸を相手が知らずに間違って年賀状を送付しないよう、そしてこちらが年賀状を遅れないことのお詫びを伝えるために、先んじて送るのが基本的なマナーです。
喪中は2親等まで
家族や親族に不幸が起きた時、どこまでの範囲の人が喪に服するべきとされているのでしょうか。
これは、故人さまから見た2親等までと考えられています。故人の配偶者、親、子、祖父母、孫、兄弟姉妹がこれに該当します。
こうした人たちは、身内に不幸があった時には喪中はがきを出すようにしましょう。
喪中はがきの正しい出すタイミング
喪中はがきは、相手が年賀状を準備する前に届くよう手配します。具体的には、11月に、遅くても12月上旬には届くようにしましょう。
そうしないと、相手が何も知らずに年賀状の準備をしてしまう恐れがあります。ただ手間をかけてしまうだけでなく、何も知らずに年賀状を差し出してしまうことで、相手に申し訳ない想いをさせてしまう恐れがあります。
喪中はがきで身内の不幸を知らせる
近年は家族葬や直葬が増え、葬儀に参列できなかった方が多いケースも見られます。
そのため、喪中はがきが「年賀欠礼のお知らせ」だけでなく、故人の逝去を知らせる役割を兼ねることが増えています。
文面では、突然の知らせとなることへのお詫びとともに、故人が生前お世話になったことへの感謝を添えるとよいでしょう。
形式的になりすぎず、相手への思いやりが伝わる書き方を心がけることが大切です。
喪中はがきを出しそびれた時の対応方法
年末の忙しい時期や、急なご不幸で準備が間に合わなかった場合もあるでしょう。
そのような時は、年明けの「寒中見舞い」で丁寧にお知らせすることが最も自然な対応です。
文面では、
「年始のご挨拶を頂きありがとうございました」
「昨年○月に父が永眠いたしました」
…などと簡潔に述べ、喪中はがきを出せなかったお詫びと感謝を添えるとよいでしょう。
寒中見舞いは、松の内(1月7日)を過ぎてから立春前日(2月3日頃)までに届くように出すのがマナーです。
年賀状を出したあとに不幸が起きた時の対応方法
年末ぎりぎりで年賀状を出したあとに、突然のご不幸が起きることもあります。
その場合は、年明けに「寒中見舞い」で状況をお伝えするのが丁寧な対応です。文面では…
「年末に身内の不幸がありましたため、年始のご挨拶を差し控えさせていただきます」
「年賀状をお送りしましたこと、どうぞご容赦ください」
…といった一文を添えるとよいでしょう。
相手によっては電話・メール・LINEでもOK
近年は、年賀状の代わりにメールやLINEなどのデジタルツールで新年のあいさつを交わす方も増えています。
そのため、喪中のお知らせも電話やメッセージで伝える形が一般的になりつつあります。
形式にこだわるよりも、相手との関係性を大切にすることが何より重要です。
たとえば親しい友人にはLINEで「今年は喪中のため、新年のごあいさつを控えさせていただきます」とひとこと添えるだけでも十分です。
おわりに
私たちはAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルとしてみなさまのご相談やご質問に24時間・365日対応しております。葬儀の参列マナーについて分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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