「葬儀の席順は、どのように決めればいいの?」
「親族が多くて、どこに誰を座らせたらいいか分からない…」
このような疑問をお持ちの方に、この記事は書かれています。
こんにちは。創業59年、東京都三鷹市で7万5千件のお葬式をお手伝いしてきた株式会社AZUMA・東葬祭です。
葬儀は、ご遺族が故人さまとの最後のお別れをする大切な時間です。
その場を落ち着いて、滞りなく進行するためにも、席順の決め方は意外と重要なポイントとなります。
特に、喪主・遺族・親族・参列者といった立場の違いによって、焼香の順番にも関わってくるため、事前にある程度の整理が必要です。
この記事では、葬儀における基本的な席順の考え方をご紹介します。
葬儀の準備を進める中で、「どこに誰を座らせればいいか」とお悩みの方のヒントになれば幸いです。
葬儀の席順=焼香の順番
葬儀では、座った順番がそのまま焼香の順番になります。焼香は基本的に、次の順番で行われます。
1:喪主
2:遺族(配偶者、子ども、兄弟など)
3:親族(叔父、叔母、いとこなど)
4:一般参列者
この順番を踏まえて、席順も前列から順に配置するのが基本です。
会場内の席の配置
多くの葬儀会場では、祭壇に向かって中央の通路を挟んで左右に席が並ぶ配置になっています。
そして、「遺族・親族席」と、「一般参列者席」を分けるのが基本です。
これらを、左右で分けるか、前後で分けるかは、葬儀会館によって異なり、どちらのケースもあります。
いずれにせよ、祭壇に最も近い席(前列中央)が喪主の席となり、喪主の隣や後方に遺族、さらにその後方または反対側の列に親族、以降、一般参列者へと続きます。
優先席を設ける場合
葬儀によっては、以下のような方々のために特別席(優先席)を設けることがあります。
- 葬儀委員長
- 弔辞を読む人
- 来賓
このような方々は儀式の中で発言や役割があるため、焼香の順番にかかわらず、祭壇に近い位置に案内されることが多いです。
席順を決める際の注意点
葬儀では、結婚式のように細かく席順を決めることはあまりありません。喪主や近親の遺族までは分かりやすいのですが、親族や一般参列者の席は、譲り合いながら自由に座ることが多いです。
とはいえ、中には「焼香の順番」にこだわる親族もいらっしゃるかもしれません。念のため、「座った順が焼香の順になります」ということを、事前に伝えておくと安心です。
また、席順を整えるうえで、次のような点に配慮しましょう。
●前方から座るよう促す
日本人はどうしても「自分は後ろでいいです」と遠慮しがちです。その結果、前列が空いたままになってしまうことがあります。あとから来た方が座りにくくなるので、まわりと声をかけ合いながら、前から順に着席するようにするとスムーズです。
●高齢者や足の不自由な方への配慮
ご高齢の方や足腰に不安がある方には、通路側や入口付近の席をおすすめしましょう。移動がしやすく、万一の場合も安心です。
●妊婦さんやお子様連れの方も配慮を
妊娠中の方や小さなお子様と一緒の参列者も、出入りがしやすい場所に座ってもらうと良いでしょう。途中で席を立つことになっても、まわりへの負担が少なくなります。
家族葬など小規模な葬儀では、あまり厳密な席順を気にせず、親しい順や座りやすい順で案内することもあります。
不明点があれば、葬儀社のスタッフに相談すると会場の間取りに合った適切な配置を提案してくれます。
おわりに
葬儀の席順は、焼香や儀式の流れにも影響する大切な要素です。とはいえ、形式にこだわりすぎず、参列者が心を込めて故人を偲べる場づくりを意識することが何より大切です。
私たちAZUMA葬祭では、席順のご相談から当日の案内まで、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。葬儀全般について不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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