納棺時よく柩に入れるもの、入れてはいけないもの?お金や手紙はどうなの?

故人様を送り出すのに、故人様が愛用していたものや、想いを込めたものを一緒に柩の中に入れてあげたい。多くの人がそのように思われます。
故人様と一緒に柩の中に納めるもののことを副葬品(ふくそうひん)と呼びます。
昔は土葬だったため、副葬品に制約はありませんでしたが、いまではほとんどの人が火葬なので、さまざまな理由から柩の中に入れてはいけないものがあります。
この記事では、副葬品についてご説明いたします。

昔から行われてきた副葬品

副葬品の慣習は、実は古い昔から行われてきたものです。
昔は土葬でしたので、遺体に寄り添わせる形でさまざまな副葬品が納められました。食べ物や、故人が生前使用していたもの、草花なども含まれるでしょう。
ネアンデルタール人の埋葬跡から化石花粉が見つかり、数万年も前から葬送の慣習があったことは世界を驚かせましたが、これも副葬品のひとつです。
権力者の墓にはさまざまな財宝が一緒に埋葬されていますが、これも副葬品と言えます。
秦の始皇帝は召使たちをかたどった人形をともに埋葬させましたし、埴輪はその代用品だと考えられています。

日本古来の副葬品 旅支度

旅支度は現代の葬儀でも用いられています。
四十九日間の死後の旅の衣服である白衣を故人に着せて、足には草履を、頭には編み笠を、手には杖を持たせ、三途の川の渡し賃として六文銭を持たせました。
地域によっては、へその緒や配偶者の毛髪、着物や人形を入れていたようです。

柩の中に入れてはいけないもの

現代の日本の葬儀では、99.99%が火葬されていると言われています。
そのため、副葬品は原則可燃のものに限ります。その理由別に取り上げてみます。

〇公害の原因になる
ビニール製品、化繊の衣類、発泡スチロール、CDなど。
そもそも燃えにくいもの、有害物質を出してしまうものは柩の中に入れられません。

〇遺骨を汚してしまう
カン、ビン、ガラス製品など
これらのものもそもそも燃えるものではないので、いっしょに火葬するわけにはいきません。さらに厄介なのが、有害物質を出すだけではなく、高温加熱することでそれらが溶けて、遺骨を汚したり傷つけたりする恐れがあります。

火葬炉の故障の原因になる
テニスラケット、釣り竿、ゴルフクラブなどのカーボン製品、心臓のペースメーカーなど
カーボン製品は繊維が電極に巻き付いて火葬炉がショートして故障を起こします。また、ペースメーカーは爆発の恐れがあるために、必ず事前に火葬場職員に伝えておきましょう。

〇燃えにくいもの
大きなぬいぐるみ、辞書などの書籍など
燃えいにくいものがあると火葬に時間がかかってしまいます

お金や手紙を入れることはできない

死者に持たせるお金のことを「冥銭」と呼びます。日本では三途の川の渡し賃である「六文銭」が有名ですが、現在の日本では、お金を副葬品として納めることはできません。
なぜなら金属でできた硬貨は棺の中で燃え残ってしまう、あるいは説けてしまうからです。また、紙幣を燃やしてしまうと貨幣損傷等取締法に触れるため、犯罪になってしまうのです。
ただ、一部の地域では六文銭の代わりとして十円玉を納めるところもあるようです。燃え残った硬貨はお守りとして家族が大切に持っておくのだそうです。
また、最近では六文銭の図柄を印刷したものを故人さまに持たせるのが一般化しています。旅支度を着せる中で、首から頭陀袋を下げ、その中に六文銭の印刷物を納めるのです。

手紙は納めても構わない

故人さまへの手紙は棺の中に納めても構いません。故人さまへの想いを手紙にして、一緒に送り出して差し上げましょう。便箋やはがきにしたためてもよいですし、ポストカードなどに書いても構いません。思い出の地の写真の裏側に書くという人もいます。1人で書いても構いませんし、複数の連名にしてもよいでしょう。

ただし、写真を納める場合は、生きている人の写っている写真は避けた方がよいと言われています。そこに映り込んでいる人も彼方の世界に引っ張ってしまうと受け取る人もいるからです。

副葬品について分からないことがございましたら、どうぞお気軽に東葬祭までご相談ください。お申し込みフォーム、またはお電話にて承ります。

お申し込みフォームはこちら
お電話:0120-66-5940
(24時間・365日)

 

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