みなさんはどんな方法で葬儀社を決めますか?
この記事をご覧になっているということは、あなたもインターネットで葬儀社を検索しているのでしょう。
もちろん、ネット検索が当たり前の時代ですから、それ自体は何ら問題ありません。実際にわたしたちもそんなお客様のために、こうしてネット上にコラムを配信しているわけですから。
しかし、葬儀の依頼先をインターネットだけで決めるのは、葬儀という特性を考えた時に、相性がよくないと考えます。
この記事では、後悔しないお葬式のために、ネット時代の葬儀社選びについて解説します。
ネット葬儀社の落とし穴
近年、インターネットだけで葬儀を受注する「ネット葬儀社」が台頭しています。
ネット葬儀社は主に2通りあります。ひとつは、日本全国の葬儀社を斡旋する紹介サイト。もう一つは、自らがネット上で集客するものの、直接葬儀を施行せず、提携葬儀社に下請けに出すタイプの会社です。
ここでよく考えてほしいのは、前者であれ後者であれ、あなたの葬儀のお手伝いをするのはあなたのエリアの葬儀社だということです。少しがんばれば、あなた自身でその葬儀社にたどり着くこともできますし、むしろ、ネット業者が間に入ることでマージンが発生し、余計な費用を支払わなければならなくなります。
葬儀は、地域の葬儀社が行うのが基本
インターネットで葬儀を依頼しようが、地元の葬儀社に直接依頼しようが、あなたのもとにやって来るのは地元の葬儀社です。むしろインターネットで依頼した場合、元請けとなるネット葬儀社の提携業者が派遣されるので、あなたには選択の余地がありません。
であるならば、地元の評判、地元の口コミなどをもとに、あなた自身で葬儀社を選ぶ方が良いのではないでしょうか? 時間に余裕があれば、葬儀社への電話や、会館見学を通じて、より確実に葬儀社の信頼度を測ることができます。
葬儀は『究極の対人サービス業』とも言われています。だからこそ、葬儀社のスタッフと対面で会話することで得られる気づきもあり、より安心できる葬儀社に巡り合えることでしょう。これが、ネットと対面の大きな違いです。
事業売却が当たり前のネット業界
ネット業界は「M&A」が当たり前のように行われる世界です。
業績が向上し、会社としての価値が高まった段階で事業を売却することで利益が得られます。実際にネット系葬儀社でもM&Aが行われたことがあります。
逆に、単に投資の対象で事業を立ち上げ、上手くいかない場合は売却するというのであれば、それはお客様への冒涜につながるのではないかと感じます。
葬儀社は命に携わる仕事
わたしたちは、生と死の間、まさに命の境界上で葬儀業という仕事に従事させて頂いています。
弊社も株式会社ですから、もちろん経済合理性を追求しなければなりませんが、葬儀はそれだけでは割り切れない、メンタリティやスピリチュアルティが求められます。
だからこそお客様には、その葬儀社が地域にどれだけ深く根を下ろしているか、たとえ新しい会社だとしても、そこで働く人がどれだけ真剣に葬儀と向き合っているかを肌で感じた上で、依頼先を決めてもらいたいと思います。
大切な方のお葬式を後悔のないものにしてもらうために、とても大事なことだと思い、このようなことを綴らせていただきました。
私たちAZUMA葬祭は、葬儀や仏事のプロフェッショナルとしてみなさまのご相談やご質問に24時間・365日対応しております。葬儀について分からないことなどがございましたら、こちらのお申込みフォームから、お気軽にお問い合わせください。
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