お葬儀での演出というのは、なかなか難しいですね。
「無難に」と言う方の方がほとんどですが、それでも
ワンポイントでもその方らしく、というのは是非おすすめしたいと思っています。
たとえば、音楽にちなんだお葬式をご要望をいただいたり、喪主のお話をうかがってアレンジすることはわりとあります。
例えば若い頃、小学校で音楽の教師をされ、定年退職後も自宅でピアノ教室を営んでいた故人のケース。
先に他界なさった御主人の葬儀もうちで担当させていただいたのですが、涙ながらにピアノで葬送曲を奏でておられた姿が、娘さんも印象に残っているそうです。
ピアノの大好きだった故人のために音楽に因んだ葬儀が出来ないものかと娘さんからご要望がありましたので、
故人のご友人に演奏を依頼し、音楽葬仕立てにし、花祭壇でお送りするアドバイスをさせていただきました。
花祭壇は、故人の好きなカーネーションをポイントにあしらいました。
葬儀担当のアイデアでご遺影の横にお花で譜面と音符をつくって差し上げたのが、大変よろこんでいただけたのがよかったです。
これとは別のケースですが、花祭壇の利点を生かして、こんな祭壇を作ることもできます。
あの人らしいお葬儀だったね・・・そう参列の方にもおっしゃっていただけたらなんとなく気持ちも癒されますよね・
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。